SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Oracle Innovation Summit Tokyo 2018レポート(AD)

IoT・ブロックチェーン・AI――次世代ソリューションの“3種の神器”はOracle Cloudで組み合わせることでパワーが倍加する

学習済みのAIモデルからハードウェアまでをトータルにカバーする

 さて、AIに関するオラクルの基本戦略を見てみると、そこでは「ビジネスモデル、プロセス、課題設定」「スキルセット、体制」「ビジネスデータ」「インフラストラクチャ」が、エンタープライズでAIを活用する際のポイントとなっている。また大橋氏によれば、「AIを必要とする課題があるのか、あるなら目標は何か。必要なスキルをどう補うのか。さらにデータの入手、処理、管理をどうするか。それらの分析サイクルをどう高速化していくのか。これら4つのステップを支えるサービスやアプリケーションをトータルに提供できる」点が、オラクルのエンタープライズAIの大きなアドバンテージだという。

 具体的には、学習済みのAIモデルからAIプログラムの開発・稼働基盤、GPUやフラッシュストレージなどのハードウェアまで、エンタープライズAIに必要なすべてのレイヤーをカバーする製品が提供されている。ユーザー企業は自社でAI環境をゼロから開発する必要がないので、ビジネスの要請に応じて最適のサービスやアプリケーションをスピーディーかつ容易に導入可能というわけだ。

エンタープライズAIに必要なすべてのレイヤーをカバー
エンタープライズAIに必要なすべてのレイヤーをカバー
[画像クリックで拡大表示]

 また、世界最大規模のデータマーケットプレイスを自社で提供している点もオラクルのAIならではだ。さらに2018年5月には、データサイエンスプラットフォームのプロバイダであるDatascience.com社を買収して傘下に収めた。Datascience.comは非常に強力なツールであり、「プロジェクトの定義」「モデルの作成・学習」「学習済みモデル管理」「学習済みモデルのデプロイ」の4つのクラウドサービスを提供する。これを利用することで、ユーザーは分析モデルの開発から日常的な管理、さらに必要に応じたカスタマイズまでをトータルにこのプラットフォーム上で実行できるため、ビジネスオンデマンドでスピード感のあるAI開発サイクルを実現可能だ。

OracleとDatascience.comによるデータサイエンスプラットフォーム
OracleとDatascience.comによるデータサイエンスプラットフォーム
[画像クリックで拡大表示]

 なお、オラクルのAIインフラとしてのGPU Cloudを利用している例には、株式会社GAUSSの同社のクラウドAIプラットフォーム「GAUSS Foundation Platform」がある。GAUSS Foundation Platformは、Oracle Cloud Infrastructure上で構築されており、同社が提供するGIレースのビッグタイトルも的中したというアプリ「AI競馬予測–SIVA–」や、AI技術を活用してファッション領域に特化した画像解析や自然言語処理などを行うEC管理システムなどを支える。株式会社GAUSS 営業部 野下龍氏によれば、Oracle Cloud Infrastructureを選んだのは、“簡単・低コスト・短期間”でAI事業展開が可能だったからとのことである。

GAUSS Foundation Platform
GAUSS Foundation Platform
[画像クリックで拡大表示]
株式会社GAUSS 営業部 野下龍氏
株式会社GAUSS 営業部 野下龍氏

次のページ
エンタープライズ領域におけるブロックチェーンの活用基盤を実現する

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Oracle Innovation Summit Tokyo 2018レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

工藤 淳(オフィスローグ)(クドウ アツシ)

出版社や制作会社勤務の後、2003年にオフィスローグとして独立。もともと文系ながら、なぜか現在はICTビジネスライター/編集者として営業中。 得意分野はエンタープライズ系ソリューションの導入事例からタイアップなど広告系、書籍まで幅広く。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/11023 2018/09/05 06:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング