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Hadoopをエンタープライズの世界で普及させる!Hortonworksのミッションを訊いた

Hortonworksは、Apache Hadoopのディストリビューションの1つ「Hortonworks Data Platform」を提供している企業だ。Apache Hadoopが開発されたのは2006年、そのころYahoo!に在席しApache Hadoopの開発を行っていたアーキテクトが独立、2011年に起業した。2006年ころのYahoo!では、Apache Hadoopを使ったシステム環境を40ノードから4,000ノードへと大幅に拡張するプロジェクトが行われていた。Hortonworksの創業メンバーは、まさにそのプロジェクトに携わっていた25名のエンジニアなのだ。

Hadoopをエンタープライズで普及させるべく

Hortonworks Strategic Marketing担当バイスプレジデント John Kreisa氏
Hortonworks
Strategic Marketing担当バイスプレジデント
John Kreisa氏

 「エンタープライズ領域で、オープンソーステクノロジーのHadoopを普及させるには、会社を興してやっていく必要があると考えました。それが成功の道だと信じて起業しました」と語るのは、HortonworksのStrategic Marketing担当バイスプレジデント John Kreisa氏だ。

 同社では徹底的にオープンソースソフトウェアの開発環境に拘っており、その上でHadoopをエンタープライズのデータプラットホームとして、確固たる地位が得られるよう努力をしている。創業以来、着実な発展をしており、すでに従業員は260名規模にまで増え、150社以上のパートナー企業と協業し、顧客数も120社を超えている。

 「我々のビジネスはかなり速いペースで成長しています。市場も同様に大きく成長しています」とKreisa氏。いまHadoopが普及している背景には、新しいデータソースが次々と出てきていること、そして企業も新しい種類のデータを利用したいと考えていることがある。新しいデータについては、既存のデータベースで扱うにはコスト効率面、技術面であまり向いておらず、Hadoopのほうが優位性があるものが多い。

 「ここにHadoopの需要があり、Hadoopを活用できる企業は、競争優位性を持つことになります」(Kreisa氏)

 導入のアプローチとしては、新しいデータソースを1つか2つHadoopに蓄積し、そこに新たなビジネスにフォーカスしたアプリケーションを構築するやり方がある。これで成果が出れば、さらにデータソースを増やし、より既存システムとの連携も密に行う。

 また、一般化しつつあるのが、さまざまなデータソースから大規模な「データレイク」と呼ばれるHadoopを利用したビッグデータのインフラを作り、そこに複数のアプリケーションを載せるアプローチもある。データレイクは、データプールよりもより大規模なデータを表すもので、これがうまく動くようになればさらにデータソースを増やし、アプリケーションの成熟度も順次向上させることになる。

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Hadoopは既存のデータベースを置き換えるものではない

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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