Oracle Exadataは、データベースサーバーとストレージの間のデータ転送を削減する機能を備え、データ量が増加してもネットワーク転送が性能上のボトルネックとならないアーキテクチャーにより、データウェアハウスやバッチ処理における大量のデータを扱う検索処理性能を高速化する製品ファミリー。HP Oracle Database MachineとHP Oracle Exadata Storage Serverで構成される。
HP Oracle Database Machineは、計64基のIntelプロセッサコアを搭載した8台のOracle Enterprise Linuxが稼働するデータベースサーバーと、データベースとストレージの間に14GB/秒のデータ帯域を備えた最大168TBのストレージ容量を持つ14台のOracle Exadata Storage Serverで構成される。Oracle Databaseを使用したシステムでは、既存のアプリケーションの変更無しでこれを実現できる。ハードウェア部分についてはHPの協力を受け、データベース性能を最適化するハードウェア構成で、事前に設定が行われて提供される。
HP Oracle Exadata Storage Serverは、2基のIntelプロセッサが搭載され、最大で12TBの総容量のストレージ、1台のストレージサーバーあたり1GB/秒のデータ帯域を保持するInfiniBand接続部品で構成される。超並列アーキテクチャーを採用し、検索処理のデータ処理が集中する部分を、データベースサーバーから、よりデータに近いストレージサーバー側で処理することによって、データウェアハウス検索や大量データを扱うバッチ処理の速度を劇的に向上させるという。
HP Oracle Exadata Storage Serveは、HP Oracle Database Machineの構成要素となるストレージサーバーだが、ストレージのみ単独で購入することもできる。
写真左:日本ヒューレット・パッカード 代表取締役 社長執行役員 小出伸一氏
写真右:日本オラクル 代表取執行役社長 最高経営責任者 遠藤隆雄氏
【価格】
- HP Oracle Database Machine 74,184,810円(税込み)
- HP Oracle Exadata Storage Server 2,739,135円(税込み)
- Oracle Exadata Storage Serve 1Disk Driveあたり 1,141,350円(税込み)
【関連リンク】
・日本オラクル
・Oracle Exadata Summit