Google CloudとSAP SEは5月4日(現地時間)、両社の関係を拡大し、「Google Workspace」と「SAP S/4HANA Cloud」を新たに統合すると発表した。
両サービスのネイティブ統合によって、主要なSAPソフトウェアと、GoogleドキュメントおよびGoogleスプレッドシートのコラボレーション機能の接続が可能になるという。最初のシナリオは、財務・経理に加えて、多くのソリューション領域で計画されているという。データのエクスポートとドキュメントの共同管理によって、よりシームレスなユーザーエクスペリエンスを生み出すとしている。
なお、初回機能セットは、SAP S/4HANA Cloudの標準機能として2022年中に組み込む予定だとしている。
統合によるメリット
- ソリューションの迅速な導入が可能
- SAPソフトウェアとGoogleドキュメントおよびGoogleスプレッドシート間でデータのエクスポートとインポートが可能。これらのドキュメントやスプレッドシート上でのリアルタイム編集や、同時進行の共同作業への即時アクセスを実現
- ワンステップの統合により、クリーンなデータソースの信頼性を確保。バージョン管理に対応し、アプリケーションデータとドキュメントを共有する際、変換候補のレイヤーを削除
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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