SAPジャパンは、協和キリンがグローバル人事システム基盤として、クラウド人事ソリューション「SAP SuccessFactors」を導入し、稼働開始したと発表した。なお、プロジェクト全体計画の策定などは、アクセンチュアの支援のもと推進したという。
協和キリンは、2019年に日本、北米、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)、アジア/オセアニアの4つの「地域」軸と、 研究開発、薬事、品質保証などの「機能」軸を組み合わせたマトリックスマネジメント体制(One Kyowa Kirin体制)を構築した。これまで点在していた人材情報を同システムに集約することで、各従業員が有するスキルや経験を可視化。グローバルでの適材適所、後継者育成、業績評価の実現が可能となったという。
今後、同システムに日本も含めた人材情報の統合を進めると共に、収集・連携したデータを分析し活用していくとしている。
また、アクセンチュアのデジタル統合プラットフォーム「Accenture myConcerto」を活用したことで、7ヵ月という短期間で同システムの稼働を実現したという。
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