和歌山県に拠点を置く「紀陽銀行」は、勘定系システムをBIPROGYが提供するパブリッククラウドを活用したフルバンキングシステム「BankVision on Azure」へ移行すると発表した。それにより、柔軟な商品・サービスの展開、APIを通じた異業種との連携等、「銀行業の高度化」を図るという。

同行は2010年5月より、Windows上で稼働するオープン勘定系システム「BankVision(オンプレミス環境で稼働)」を採用している。今回、BankVisionが持つ安定性・信頼性の特長はそのままに、パブリッククラウドプラットフォームである「Microsoft Azure」に移行するという。 クラウドのメリットを享受できる構成・運用とするため、同行・BIPROGY ・マイクロソフトの3社は議論を重ね 、プロジェクトを推進してきた。移行するクラウド環境はIaaS(Infrastructure as a Service)サービスで、 柔軟性、拡張性およびコスト優位性を実現している。
なお、新システムの稼働は2022年10月10日を予定しているという。
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