ウイングアーク1stは、東急不動産ホールディングスがデータを活用したビジネスプロセスの変革にあたり、データ分析基盤「Dr.Sum Cloud」とBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」を導入したことを発表した。
同社では、2020年「MotionBoard Cloud」が先行導入され、2021年9月に事業ごとのデータを集約し処理するため「Dr.Sum Cloud」を導入。現在、東急不動産においては戦略事業、都市事業、住宅事業、ウェルネス事業の全ユニットが「Dr.Sum Cloud」の利用を開始し、横断的にデータを活用できる環境が整っているとしている。これにより、営業状況や施設の稼働状況が可視化でき、業務の省力化が図れたほか、全社横断の経営指標に関するデータを集約できるようなったという。

また、東京湾に面する竹芝地区の都市開発においては、カメラの人流把握センサーとAPIで連携したエリア毎の混雑状況の可視化に「MotionBoard」が活用されており、竹芝スマートシティーの推進だけでなく、まちの賑わい創出にもデータ活用の幅が拡がっているとしている。
なお、同社ではグループのDXによる価値創造を加速するため、2022年にTFHD digitalを設立。デジタルに関する専門家である高度デジタル人財の獲得を進め、知見の内部蓄積を図りながらグループのDX推進を支援している。
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