ゼットスケーラーは、クラウドアプリにおける転送中データや保存データの保護機能の改善および、BYOD(Bring Your Own Device)からのアクセス保護機能の提供開始を発表した。
これにより情報漏洩防止(DLP)の設定が不要になるため、通常数ヵ月かかるデータ保護プログラムを数時間に短縮できるという。さらに、すべてのチャネルでデータ保護を統一し、ワークフローを自動化して運用を簡素化することで、セキュリティ リスクの軽減につながるとしている。
今回の新機能では、1日あたり1億7,000万個のファイルを処理するセキュリティ クラウドを活用することで、設定不要のDLP機能を用いて組織の全データを自動分類し、迅速なデータ保護プログラムの導入を推進する。
さらに、WebやSaaS、IaaSやPaaSといったプライベート アプリに対する既存のサポートに加え、エンドポイントやメールに対してもデータ保護機能を適用。これにより、個別製品が不要となり、チャネル間で同一ポリシーが適用されることでセキュリティ リスクの軽減と管理の簡素化が実現されるとしている。
そのほか、高度なクローズドループ型インシデント管理によってアクションにつながる考察を提供するとともに、ワークフローを自動化することで潜在的なセキュリティ リスクに対してタイムリーかつ効果的に対応可能になるとのことだ。
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