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Vade for M365に報告メールの集約・修復機能が追加発表 インシデント対応時間が短縮に

 Vadeは、同社のMicrosoft 365向けAI搭載メールセキュリティソリューション「Vade for M365」に新機能「Reported emails」が追加されたことを発表した。

 Reported emailsは、Microsoft 365でグラフAIを活用するVade for M365に、Microsoft Outlookを介してエンドユーザーから報告されたメールに素早く優先順位をつけて修復する機能だ。これにより、インシデント対応時間が短縮され、ビジネスのセキュリティ体制が大幅に向上するとしている。

 同社が英調査会社Vanson Bourneに委託して調査した最近の調査結果によると、中小企業の69%において、深刻なセキュリティ脅威が自社のメールセキュリティソリューションをすり抜けたという。このような状況が発生した場合では、企業は脅威のあるメール受信したことをエンドユーザーからIT部門へ報告されることを期待しているという。

 しかしMicrosoft 365向けのサードパーティメールセキュリティソリューションの大半はメールを個別に確認する必要があり、類似するメールのグループ化がされておらず、1つのダッシュボードで修復することができないとのこと。

 そこで今回のReported emailsは、Vade for M365の単一のインターフェイスであり、ユーザーが報告したメールを集約して表示するというものだ。IT管理者は、Reported emailsのダッシュボードから報告されたメールのアラートを設定し、単一のダッシュボードでユーザーから報告されたメールに素早く優先順位をつけて修復することができるという。

 これによりインシデントへの対応時間が短縮され、他のユーザーに転送されたメールの脅威が排除されるほか、報告されたメールに類似した未報告のメールをクラスターにグループ化できるため、管理者は脅威を一括で修復可能とのこと。

 報告されたメールをVade for M365内に集約し、管理者がメールを確認するためにMicrosoft Exchangeに切り替える必要がなくなり、セキュリティインシデントへの迅速な対応や時間的コスト削減にもつながるとのこと。また、報告されたメールを未報告の類似したメールとクラスター化することで、管理者はセキュリティインシデントに一括で対応し、修復できるとしている。

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