日本IBMは、日本生命保険(以下、日本生命)が、同社の目指すハイブリッドクラウド・システムの中核システムとしてIBMの最新メインフレーム「IBM z16」を採用し、2023年1月より本番稼働を開始したと発表した。なお、ニッセイ情報テクノロジーとの協業のもと行われたという。
日本生命は2022年、デジタル・トランスフォーメーションの推進に向け、基幹システムを最先端のクラウド技術と既存資産を活用したハイブリッドクラウド・システムへ移行し、基幹システムのモダナイゼーションを図る方針を示した。その中で、IBMメインフレームは、オンプレミスの中核を担うシステムであり、メインフレームならではの高可用性、大量並列処理、セキュリティ、上位互換性といった特長を活かすとしている。
日本IBMは今後も日本生命との共創を通じて、IBMメインフレームを中核とする安定的かつ機動性を備えたハイブリッドクラウド・システムの進化を図り、同社のデジタル・トランスフォーメーションをともに推進していくとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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