日鉄ソリューションズは、旅行業界向けDX支援ソリューション「TRIPHOO」の販売を7月4日より開始すると発表した。同ソリューションはUSAELが開発。旅行会社のツアー企画・販売に必要となる一連の業務をシステム上で管理・実行できるという。また、NSSOLは6月5日にUSAELと販売代理店契約を締結。TRIPHOOを販売するとともに、既存の基幹・周辺システムとの連携やインフラ構築を支援するとしている。
昨今、旅行業界ではコロナ禍を経てオンライン予約が伸長し、消費者による交通手段や宿泊施設など観光商材の直接予約が進んでいるという。これに対し、旅行会社は独自性の高いツアーやサービス企画で差別化。消費者の「自由に宿泊先や交通手段を選択したい」というニーズやダイナミックプライシングなどによる販売促進への対応、デジタル環境の整備を通じた業務効率化および収益性の向上が課題だとしている。
TRIPHOOは、ツアー企画・販売に必要な仕入れ機能、造成機能、販売機能などがオールインワンで含まれたソリューションとなっており、30社以上の旅行会社へ導入実績があるという。
TRIPHOOの主な機能
- 仕入れ機能:海外オンライン旅行会社、GDSとのAPI連携機能や自社在庫の登録機能。タイムリーな在庫・料金自動連携に対応
- 造成機能:航空・ホテルを組み合わせ複数のツアーを自動生成、ダイナミックプライシングに対応
- 販売機能:単品・セット・DP・ツアー予約に対応。マルチデバイスで対応可能なWEB販売サイトを短期間で立ち上げ可能
- 管理機能:消費者の予約状況や手配状況の管理、施設精算、実績管理等に対応
なおNSSOLは、導入を検討するユーザーの事業課題や環境に応じて、TRIPHOOのカスタマイズ対応、基幹システム・周辺システムとの連携、セキュリティポリシーに則ったインフラの構築・提供など、TRIPHOOの導入・提供をサポートするとのことだ。
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