NTTデータ イントラマートは、三洋化成工業が、SAP S/4HANAのフロントに位置するワークフローシステムや業務システムのプラットフォームとして、「intra-mart」を採用したと発表した。
三洋化成工業では、従来のワークフローシステムにおいて、複数の開発基盤で申請内容ごとに異なるシステムが乱立しており、ユーザーにとっては利便性が、情報システム部門にとっては保守性が損なわれる点が課題となっていたとのこと。そこで同社は、基幹システムをはじめとする外部システムとの連携が容易であることなどを理由に、intra-martを導入したという。導入による効果は以下のとおり。
- 乱立していたワークフローシステムの統合で操作性をはじめとするユーザーの利便性の向上
- ワークフローシステムを1つのプラットフォームに集約したことによる保守性の向上
- ローコード開発によるシステムの部品化で継続的な改修にともなう影響範囲の把握
- システムの運用・保守における業務の標準化により、属人性を排除した業務ノウハウの共有
三洋化成工業は今後、intra-martをプラットフォームとして開発・運用する物流管理システムに加え、他の旧世代の開発基盤で構築・運用する様々な業務システムを段階的に移行する方針だとしている。
【関連記事】
・NTTデータ イントラマート、システム開発の内製化を構築から定着まで支援する新サービス提供へ
・NTTデータ イントラマート、「DACS」とパートナー契約を締結 りそなグループなどに提供進める
・NTTデータイントラマート、B-Prostと資本提携 損保業界向けにDX支援