2024年9月17日、デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツGTA&テクノロジーズ(以下、デロイト トーマツGTAT)は、貿易・国際物流業界の体制を強化すると発表。これに先駆け、2024年9月1日に社名をデロイト トーマツ GTBから変更したとのことだ。
同社は、従来提供していた貿易・通商業務に関する「法令・制度改正対応」「手続・業務プロセスの改善」「国際物流の諸問題への対応」「貿易関連ITサービス」などに加えて、以下のサービスを提供するという。
貿易DX支援(貿易業務の効率化支援)
貿易DX専門チームを新設し、業務の各フェーズの課題を伴走支援するとしている。同チームのコンサルタントは、フォワーダー(貨物利用運送事業者)、通関業者、税関、メーカーなどの出身者で構成されるという。
貿易ツール・データを活用したサプライチェーン分析とオペレーション支援
FTA/EPA分析で実績のあるツール「Trade Compass」をアップデートし、様々な貿易・通商問題対応の分析に活用できるようにするとのことだ。データの拡充や、AI分析ツールなどと複合させて、分析を行うサービスを新たに展開するとしている。また、分析結果を踏まえた代替案の策定やサプライチェーン再構築、再構築後のオペレーション支援など、企業のサプライチェーン強靭化もサポート。これらのサービスはデロイト トーマツ グループの各法人と連携して行うという。
その他、日本産品の輸出促進や、日本国内の保税地域を活用した日本への生産拠点の設立、保税オークションの開催など、日本政府の施策や各地域のニーズを支援するサービスも開始するとしている。
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