2024年11月15日、日本郵政と日本郵便は「ゆうゆうポイント」にかかわる記者説明会を開催した。
日本郵政グループは中期経営計画「JP ビジョン2025+」を推進する中、2023年10月には「郵便局アプリ」を提供。ゆうびんIDから「ゆうID」へと名称を変更し、適用サービスを拡大している状況下、11月18日から「ゆうゆうポイント」という新たなポイントサービスを展開することを発表した。
同サービスは、簡易局を含む全国の郵便局で展開される、郵政グループ内でのポイントサービス。将来的には社外を含めたポイント経済圏を築いていきたいとして、「われわれとお客様、お客様同士のつながりを生んでいき、ちょっとした幸せを感じていただけるようなサービスを目指している」と日本郵政 本社 DX戦略部 部付部長 石井大樹氏は説明する。ゆうゆうポイントでは、商品とポイントを引き換えることができ、利用するためのポイントを家族でシェアすることも可能だという。
まずは、郵便局への来局にともなうポイント付与からスタートし、2025年春にはゆうぱっくの送付、ふるさと小包などの商品購入でもポイントが付与される予定だという。たとえば来局の際には、郵便局アプリから二次元コード読み取り用カメラを起動し、郵便局内に設置される二次元コードを読み込むことでポイントが蓄積される仕組みだ。
「ちょっと貯まっただけでも参加できる、引き換えられる。1ポイント=1円では買えないような、時間や体験を作っていけるような商品を用意していく。サービスはスタート地点にあり、社員やお客様の意見を聞きながら郵便局らしいポイントサービスに育てていきたい」(石井氏)
なお、2026年春には、ゆうゆうポイントによる支払い機能も予定しているとのことだ。
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