SCSKは、事業分野・事業モデルを再構築し、2025年の崖を越え、企業が成長するためのデジタルオファリングサービスを開始した。
同社は、ERPシステム「ProActive C4」「atWill」「PImacs」をソリューション統合し、デジタルオファリングサービス「PROACTIVE」を提供するという。業務・業界特化型AI「PROACTIVE AI」を中核におき、「ATWILL Platform」を基盤とすることで、2025年の崖に直面する企業の課題解決に求められる「業務効率化・自動化」と「高度な経営判断」を実現するとのことだ。
中核となるアプリケーションに含まれる機能
- 会計、人事給与、生産管理、販売管理をはじめとした企業の業務プロセスの効率化を実現する業務ロジック
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PROACTIVE AI
- 経営示唆を提供し、業務の高度化と効率化を実現するアクショナブルAI。業務や業界に特化したAI機能により、特有の課題を把握し、分析と予測を支援するという。また、マルチAIエージェント機能により、データ定義や分析、運用・施策実施の各工程にAIが関与することで、専門知識がなくても高度な経営判断を可能に。加えて、業務特化生成AIによる操作補助を活用することで、業務プロセスの効率化・自動化を実現するとのことだ
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ATWILL Platform(高速アプリ開発基盤)
- 急速に変化する事業環境に対応するため、アジリティを提供するプラットフォーム。外部ソリューションと連携したエコシステムを構築し、多様なパートナーと協力して、ビジネスの成長とイノベーションを促進するという。ローコード開発に対応しており、システム開発の経験がなくてもアプリケーションを構築でき、IT人材不足の解消にも貢献。また、マルチモーダル対応により、テキスト、音声、画像などの多様な入力形式で直感的かつ効果的にシステムを利用できるとしている
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