NTTデータグループとCrowdStrike Holdings(以下、CrowdStrike)は、ランサムウェア対策とサイバー攻撃によるインシデント発生後のリカバリー強化を目的に、3月より戦略的提携を拡大すると発表した。
同提携の拡大により、UnifiedMDR for Cyber Resilienceを含むNTTデータグループが展開するサイバーセキュリティ対策サービスと、CrowdStrikeが提供するセキュリティ脅威の検知・対応機能「CrowdStrike Falconプラットフォーム」を統合したサービスが世界各国で提供可能になるという。統合サービスの特徴は次のとおり。
- マネージドセキュリティサービスの統合:CrowdStrike Falconは生成AIサイバーセキュリティ分析機能を搭載しており、サイバーセキュリティに関するスキルギャップの解消やインシデント対応時間の迅速化が可能。同機能をNTTデータグループのサイバーセキュリティ対策サービスに統合することで、高度なセキュリティ脅威の検知と対応を実現できる
- 24時間365日の能動的なサイバー攻撃脅威のハンティングとインシデントレスポンス:両社の知見や分析結果を組み合わせ、常に最新化された脅威情報をもとにNTTデータグループとCrowdStrikeのエキスパートが、24時間365日にわたって能動的な脅威ハンティングとインシデントレスポンスのサポートを提供し、企業のセキュリティ体制を強化する
- 世界中の企業へ提供を可能とする、グローバルデリバリーネットワークの強化:国・地域でメニューが異なるサービス提供ではなく、世界中の企業に同水準のセキュリティ対策サービスを提供できるようになる
【関連記事】
・NTTデータ、KVMを利用した仮想化基盤の管理・運用サービス提供 仮想化基盤のオープンソース化へ
・川崎市がマイナンバーカード活用し、引っ越し手続きをワンストップで可能に NTTデータがサービス提供
・ランサムウェアが1年で4倍増 24年に100万件の潜在的リスクを特定──バラクーダネットワークス調査