Workdayは、PUMAが「Workday ヒューマン キャピタル マネジメント」を採用し、HRオペレーションのDXを推進するとともに、従業員エンゲージメントとイノベーションを構築するための基盤として活用していくと発表した。
ドイツ・ヘルツォゲナウラハに本社を構えるPUMAは、世界中で2万人以上の従業員を抱える。急速なグローバル展開を効果的に管理するために、Workdayをグローバルに導入。同社は、日本およびアジア太平洋地域を含むすべての地域で一貫した人事プロセスを確保することで、強固な企業文化を実現しているとのことだ。導入したソリューションには、Workday Learning、Workday Recruiting、Workday Compensation、Workday Absence Managementが含まれるという。
PUMAは、Workdayの導入により、業務の卓越性を維持するために不可欠なデータの整合性や、品質、透明性の向上を実現しているという。この情報源(Single Source of Truth)により、組織全体がいつでも、どこからでもリアルタイムの洞察にアクセスでき、より確かな情報に基づいた意思決定を下すことが可能になったとしている。
従業員とマネージャーが、自分で必要な手続きや問題解決を行えるセルフサービス機能を増やしたことで、PUMAのPeople&Organization部門は戦略的な取り組みにより多くの時間を割けるようになったという。現在、業務プロセスの95%が従業員主導で開始されており、プロセスの標準化と自動化を進めたことで、拡張性と人事業務の効率性の向上につながっているとのことだ。
その結果、PUMAは戦略的な人材開発に注力できるようになったという。PUMAはWorkdayを活用して従業員のスキル評価や、人材の定着率向上に取り組んでおり、これは同社の成功を支える重要な要素となっているとした。Workdayの導入により、管理職ポストの80%を社内から登用しており、これはPUMAが人材育成を重視し、社員の成長機会を積極的に創出していることの表れだとしている。この成果は、採用、フィードバック、パフォーマンス、社内異動(インターナルモビリティ)など、様々な人事プロセスを支えるWorkdayの統合データベースによって実現されているとのことだ。
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