Snowflakeは、Salesforce、BlackRock、dbt Labs、RelationalAIなどのパートナーやエコシステムベンダーと連携し、新たなオープン セマンティック インターチェンジ共同構想を主導する取り組みを発表した。
この共同構想は、ツールやプラットフォームごとに分断されたデータセマンティクスの問題に正面から取り組むもの。ベンダーニュートラルな共通のセマンティックモデル仕様を導入し、セマンティックメタデータの定義や共有を標準化することで、AIおよびビジネスインテリジェンス(BI)アプリケーション全体で一貫したビジネスロジックを確保するとしている。
同構想の主な目標は以下のとおり。
- 複数のツールやプラットフォーム間の相互運用性を高める:共通のセマンティック標準を構築し、すべてのツールが「同じ言語を話せる」ようにする。これにより企業は、メトリクスやビジネスロジックの一貫性を損なうことなく、ベストオブブリードのテクノロジーを柔軟に採用できる
- AIおよびBIアプリケーションの採用を加速する:セマンティクスの定義、交換を標準化することで、データのガバナンス、一貫性、豊かな文脈を確保し、正確で信頼性の高いAIインサイトと迅速な採用を可能にする
- 運用を簡素化し、複雑さを解消する:共通のセマンティック仕様がなければ、データ部門やAI部門は矛盾する定義の整合性を取ったり、複数のプラットフォームで作業を繰り返したりしなければならない場合もあるという。オープン セマンティック インターチェンジ共同構想は、共通の仕様によりこの課題を取り除く
また、同構想の実現に向けて協業するパートナーの連携体制は拡大しており、Alation、Atlan、BlackRock、Blue Yonder、Cube、dbt Labs、Elementum AI、Hex、Honeydew、Mistral AI、Omni、RelationalAI、Salesforce、Select Star、Sigma、Snowflake、ThoughtSpotなどが参加しているとした。
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