Synologyは、ActiveProtectデータ保護アプライアンス向けの最新ソフトウェアアップデートとして、「ActiveProtect Manager 2.0(APM 2.0)」を発売した。プラットフォーム対応範囲の拡大、クロスプラットフォーム復元、セキュリティ強化が導入され、今後のアップデートではAIを活用した脅威対策が追加される予定だという。

プラットフォーム対応範囲の拡大
Amazon EC2、Azure VM、Proxmox VE、Nutanix AHV、Google Workspaceにまで保護範囲を拡張。クロスプラットフォーム復元により、異なる環境間でワークロードをバックアップおよび復元でき、災害復旧とシームレスなワークロード移行の両方に対応するとのことだ。
また、バックアップ先も拡張されたという。ActiveProtect Vaultはより幅広い Synology NASに対応し、Azure Blob Storageがコピーと階層化の対象として追加されたとのことだ。Amazon S3 StorageまたはAzure Blob Storageに保存されたバックアップは、オンプレミスハードウェアを経由せずに、クラウド災害復旧戦略の一環としてAmazon EC2またはAzure VMに直接復元できるため、復元時間を短縮できるとしている。
AIを活用したプロアクティブなレジリエンス
保存データを保護するため、ボリュームレベルでソフトウェアベースのストレージ暗号化を追加。ドライブの盗難やハードウェアの紛失が発生した場合でも、バックアップデータとシステム構成にはアクセスできないとのことだ。
近日提供予定のAPM 2.1アップデートでは、AI/ML異常検出が追加されるという。各バックアップバージョンについて、変更率の変化、ファイルの変更、大量削除、エントロピーを追跡するとしている。不審なバックアップコピーは隔離領域に移動され、管理者が調査できるようにすることで、バックアップ汚染のリスクを抑えるとのこと。調査結果から学習することで精度を向上させ、誤検知を減らすモデルになっているという。
APM 2.1では、Microsoft Defeder、Bitdefender、ESETなどの統合されたサードパーティ製ウイルス対策ソフトウェアを使用して、復元前にバックアップのマルウェアスキャンを実行するとしている。最新のバックアップでマルウェアが検出された場合は、代わりに自動フォールバックが最新のクリーンなバージョンを復元するとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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