このサービスは、世界的に競争が激化し事業変革を迫られている素材業に対して、SAPを中核とした業務・マネジメントのプロセス改革に向けて活用を提案するものだとしている。
このサービスの導入により、短期間での導入と運用コストの削減のみならず、グループ全体視点での経営情報の見える化や、IFRSへの対応を視野に入れた会計方針、業務・システムのグループ標準化/統一化への取り組みを支援するという。
発表によると、新サービスの特徴は次の通り。
・素材業特有の基幹システム機能を提供
「SAP ERP」をベースに、販売・購買・経理の基幹システム機能をクラウドサービスで提供。素材業でSAPを導入する際に必要とされる特有な機能を追加拡充し、ローコストでの導入が可能。
・基盤からAMOまでトータルなサービスを提供
基盤の提供からSAP ITO(Information Technology Outsourcing)サービス、AMO(Application Management Outsourcing)サービスまでトータルな提供が可能。
・効率的な導入のためのメニューを提供
クラウドサービス導入のフェーズを「適用分析」「適用・移行」「運用・保守」に分け、それぞれの場面に応じて必要な内容を導入支援メニューとして提供。導入検討開始からサービスインまでを効率的に実現。
NECは、このサービスを100種類以上の業務・業種クラウドサービスを提供する「クラウド指向サービスプラットフォームソリューション」のひとつと位置づけている。
このサービスの第1号ユーザとして、合成ゴム、合成樹脂などの石油化学や情報電子材料事業を展開するJSRにおいて採用され、4月からシステムが稼働しているという。
■サービスの詳細
http://www.nec.co.jp/solution/process/material/enterprise.html