「PATROLCLARICE Ver.3.8」は、「ハイパーバイザー 監視機能」を新たに開発し、仮想化ホストOSの「ハイパーバイザー」へエージェントレスによる接続を行うことでホストOSの負荷軽減を可能にするという。。取得できる監視内容は167項目で詳細に監視が行える機能を搭載したとしている。
また、既存システムで物理と仮想化環境が混在していた際も、1台の監視マネージャーで統合運用監視が行え、離れた拠点やクラウド環境への監視も自社開発のコントロールIPサーバーを利用し、監視の分散化と一括管理が図ることができるという。さらに、「マップ管理機能」も新たに搭載し、自動・手動による社内システムの探索機能を利用し、クラウド環境や社内システム(オンプレミス)環境の可視化を実現したという。
発表によると、ハイパーバイザー(ESXi)監視機能は次のとおり。
Windows、Linux、AIX、SolarisなどのサーバーOSやさまざまなネットワーク機器の他にVMware社のESXiハイパーバイザー監視に対応。なお、ESXi専用の監視レポートや構成情報管理ツールを標準で装備。
・ESXiのリソース監視
CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク等(全167項目)を詳細に監視可能
・ESXiのログ監視
イベントログ、システムログを柔軟な検知条件で監視可能。ログの長期保存も可能
・ESXiの構成監視
ハードウェア、ソフトウェア、ゲストOS、スナップショット等の構成状態の変換を監視可能
また、マップ作成・管理機能の概要は次のとおり。
・監視対象機器(ノード)の自動探索(自動ディスカバリ)を行い、ネットワークマップを自動生成
サーバー機器、ネットワーク機器を自動で探索する機能を搭載。本社や拠点、関連会社、クラウド環境にある監視対象(仮想化、物理)の一元管理が可能。
・複数マップの関連付けやドリルダウン機能を搭載
障害が発生した際、複数のマップ間を紐付けることで簡単に状況把握が可能。さらに、機器のドリルダウンを行うことで、障害発生経路や要因を可視化する事が可能。
・拠点やフロア、ラックなど設置場所の位置関係を可視化
営業、企画、運用者と自社サービスやシステムの役割にあわせて、視覚的なビューが自由に作成可能。
・アイコン、コネクタ線、背景画像、テキスト名称などを自由にカスタマイズ
「機器を特定しやすいアイコンに変更」「LANケーブルと同色にコネクタ線の色を変更」「日本、世界地図、Webシステムのサイトマップなど、背景画像を自由に変更」など、システムレイアウトや追加・変更・削除とマップ画面を自由にカスタマイズ可能。
■製品の詳細
http://patrolclarice.jp/