FireEye、OSの新バージョンでより大きな規模での脅威防御管理を可能に
仮想マシンベースのセキュリティ管理を簡略化、仮想マシンによる分析をIPv6トラフィックにも
「FireEye OS 7.1」を用いることによって、企業や組織は導入した何百台ものFireEyeアプライアンスを集約して管理することができるようになり、新たな機能であるWebサービスAPIを使って、企業全体に向けたアラート通知の発行やレスポンスの自動化を行うことができるという。
また、NXシリーズでのIPv6ネットワーク環境におけるトラフィックのセキュリティ分析を含む包括的なセキュリティ拡張を施したほか、EXシリーズではHTTPを介して侵入する悪意あるファイルへの電子メール分析機能を拡張した。
このアップデートは、FireEyeの包括的なソリューションをさらに拡張し、企業の最もクリティカルな資産を最新のマルウェアや標的型攻撃から保護するとしている。
従来のアンチ・ウイルス・ソリューションの弱点を利用する電子メール・ベースの攻撃は増加する一方で、これと戦うために、「FireEye OS 7.1」は電子メールで送りつけられた悪意あるファイルにリンクする可能性のあるURLをダイナミックに分析する。
FireEye EXシリーズは、悪意ある添付ファイルを分析するだけではなく、電子メールヘッダーと悪意あるファイルにリンクするURLも分析。電子メールヘッダー分析によって、FireEyeは電子メールに特化した脅威に関する知見を、APTの検知能力と特定能力の拡大に活用できるようになったとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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