OpenStackベースのクラウド基盤の導入をめざす企業に向けて開発されたSolidFireの最新版の「AI」では、Ciscoのコンピューティングとネットワーキング、Red HatのEnterprise Linux OpenStackディストリビューション、ソリッドファイアーのオールフラッシュ型スケールアウトストレージプラットフォームが1つに統合された。
最新版の「AI」を導入することで、Cisco製品採用企業は、OpenStackベースのクラウド基盤を大幅に簡略化して導入が可能だという。
ソリッドファイアーのOpenStack用「AI」を導入した場合、高性能なセルフサービス型クラウド基盤の導入にかかる時間が、他の統合型インフラストラクチャ製品に比べ、大幅に短縮されるという。また、最新版のCiscoベースのOpenStack用「AI」には次のような独自の機能が備わっている。
・真のスケールアウトインフラストラクチャ:コンピューティング、ネットワークキング、ストレージの全てでスケールアウト機能を活用することで、より柔軟で、予測可能性に優れ、コスト効率の高いOpenStackインフラストラクチャ構築を実現。
・ベンダーロックインの回避:スタックの各層でモジュール方式を採用しており、特定ベンダーのハードウェアやソフトウェアに固定化されない。
・OpenStack環境実現の大幅な時間短縮:事前検証済みソリューションにより、90分以内の素早いクラウド基盤の導入が可能になり、次世代データセンター構築にOpenStackインフラストラクチャを組み込む際の複雑なプロセスを軽減。
・パフォーマンス保証:ソリッドファイアー独自のサービス品質(QoS)コントロール機能により、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えることなく、混合ワークロード環境を、容易に1つの共有基盤に統合することが可能。
・ベスト・オブ・ブリード:スタックの全ての層をベスト・オブ・ブリード方式を用いて構築することで、各OpenStack環境構成製品の特徴を最大限に活かしたクラウド基盤を提供。
米ソリッドファイアーは、次世代データセンター向けに構築されたオールフラッシュストレージを提供しており、3月からソリッドファイアージャパンが活動を開始している。