SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

ネットワンシステムズ、アプリケーションとインフラ構成をカタログ化し複数クラウドへ展開するサービス

 「クラウドブローカリングサービス」は、利用するアプリケーションの視点で、利用するクラウド環境を、プライベートクラウドや複数のパブリッククラウド(IaaS)を跨って、全社で一元管理可能にしてセキュリティやガバナンスを強化するという。

 さらに、アプリケーションとそのインフラ構成をカタログ形式にカプセル化することでクラウド間の仕様の差を吸収し、コードやインフラ構成を修正することなく簡単・迅速にコスト・性能の面で最適なクラウド環境へ展開可能にするとしている。

 「クラウドブローカリングサービス」の主な機能は次のとおり。

 1. アプリケーションとインフラ構成をカタログ化

 このサービスの核となる機能で、アプリケーションとインフラ構成(Webサーバ/アプリケーションサーバ/データベースサーバ/ロードバランサ/ファイアウォール等)を融合した情報をカタログ形式にカプセル化し。これによって、各クラウドの仕様差の吸収と一元管理を実現。

 このカタログは、GUI上でインフラ要素をドラッグ&ドロップする直観的な操作で簡単に作成可能。そして、最適な構成をテンプレート化することでナレッジの蓄積が可能になり、アプリケーションの開発・展開速度が大幅に向上。さらに、ネットワンシステムズがノウハウを活かして作成した高可用性構成やセキュリティ強化構成などのカタログテンプレートも提供することで利便性を向上。

 2. クラウド間の性能・コストを比較

 作成したカタログを活用して、複数のクラウド間でアプリケーションの処理性能やインフラ稼働コストを比較する機能。これによって、利用目的に最適なクラウドを客観的に判断可能。

 稼働コストは、各クラウドサービスのAPI経由で最新の価格を反映して計測。処理性能の計測では、シミュレーションではなく実際のクラウド環境に展開して算出し、N-tierアプリケーションでは、1秒あたりで処理できるリクエスト数で計測する。これによって、最適なインスタンスサイズも検討することができる。

 3. クラウド間の仕様の違いを吸収

 カタログ化によって各クラウドの仕様の差分を吸収し、コードやインフラ構成の修正無くアプリケーションを各クラウド上に自動展開可能。これによって、性能や価格を比較した上で、最適なクラウドに仕様の差を意識することなくアプリケーションを簡単・迅速に展開。

 4. マルチクラウドの利用状況を一元管理してガバナンス強化

 アプリケーションが稼働しているクラウド環境について、利用クラウド/リソース利用状況/利用者などの情報を、単一の画面で一元的に管理可能。さらに、利用部門ごとにテナントを分け、役割に基づいた権限やコスト割り当ての設定が可能。

 また、複数のクラウドをまとめたポリシー設定が可能で、閾値に基づいたアラート設定や、リソース利用状況や特定タイミングでの自動スケール設定、そして、アプリやクラウドごとに“テスト・開発・商用”などのライフサイクル別のタグが設定可能。

 このサービスは、まず「Amazon Web Services」と「VMware vCloud Air」に対応し、今後利用可能なクラウド環境を増やしていく。また、今後プライベートクラウドのオーケストレーションツールとして「VMware vCenter」や「OpenStack」に対応するとともに、「Cisco ACI」や「VMware NSX」などのSDN製品とも連携することで、アプリケーション・インフラ・ネットワークを連携させたプロビジョニングも実現するという。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7554 2015/12/17 15:20

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング