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The Qt Company、クロスプラットフォームUI開発フレームワーク「Qt 5.9」をリリース

 「Qt」はユーザーニーズに応え、ユーザーの製品価値を生み出し、ユーザー体験を創造するフレームワークだという。The Qt Companyは日頃から、クロスプラットフォームのQtライブラリやツールの改善に取り組んでおり、製品開発の効率化やあらゆるデバイス、OSに対応する製品開発をサポートしてきた。C++11標準規格の機能を最大限活かした「Qt 5.9」は長期サポート版として、最高のパフォーマンスと安定性を提供するという。

 今回のアップデートは医療や車載、航空、産業、家電やエンターテイメントなど、さまざまな分野にけたソフトウェアやデバイスの開発を、より効率よく支援できるように設計されている。

 「Qt 5.9」の主な機能は次のとおり。

 ・長期サポート(LTS)

 「Qt 5.9」はLTSとして、Qt 5.6以来のアップデートになる。高い安定性で開発が進められ、高いレベルで継続的なサポートが提供される。今後の「Qt 5.9」はフェーズに応じた開発、パッチレベルのリリースが行われるようになる。ユーザーがこれまで開発してきた既存のアプリケーションも、より高速で安全に、安定して動作する。

 ・新機能3D

 「Qt 5.9」ではQt3Dのアニメーション対応が可能となり、Qt Quickとの連携も容易になった。 Wavefront OJB、PLY、FBXといった複数の3Dのジオメトリフォーマットのプラグインも追加され、Qt3DExtrasでは、物理ベースレンダリング(PBR)マテリアルのサポートも可能になった。

 ・高いパフォーマンス

 「Qt 5.9」では、Qt Quick Controls2(リニューアルされた組み込みやモバイル用のUI操作)、QML型キャッシュの事前生成への新規対応、.qml/.jsファイルからディスクに生成されるコードやデータ構造のキャッシュ機能など、Qt 5.6のパフォーマンスを大幅に強化。および、Qtで構築したデバイスの起動時間が大幅に向上。

 ・対応オペレーティングシステムとハードウェアの追加

 「Qt 5.9」は伝統的なWin32アプリケーションとユニバーサルアプリで使用可能であり、またWindows10もすべてのバリエーション(Windows 10、Windows 10 IoT Core、Windows Mobile)に対応。さらに、QNX7とi.MX7の対応を追加。

 ・セーフティークリティカルシステム

 「Qt 5.9」は正式にINTEGRITY RTOSに対応し、RTOSアプリケーションの開発で、最新のGUIフレームワークを活用できるようになった。リアルタイム性や信頼性、セキュリティに加え、車載や医療、産業オートメーション業界で必要となる認証取得の面において活躍。

 その他新機能として下記のことが可能になった。

  • C++11への移行とQtを用いることによるC++11の最大限の活用
  • Waylandを利用したマルチプロセスアーキテクチャによるデバイス開発のサポート
  • 描画のアーキテクチャを大幅に改善により、将来的にVulkanやDirect3DのようなOpenGL以外の描画APIの対応
  • Qt Liteの機能により、Qtのビルドのカスタマイズを可能にし、軽量で高速なQtの実現
  • Qt Serial BusモジュールのCAN やModBusを利用したデバイスのコミュニケーション
  • Qt Network:Authenticationモジュールを使用し、アプリケーションやデバイスがクラウドやサードパーティーのウェブサービスに簡単にアクセス。
  • Bluetooth 4とBTLEのサポートをQt がサポートするすべてのプラットフォームでの使用
  • Qt Quick Designer の改善によるQt Quick Controlsを利用した迅速なUIのプロトタイプ作成

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