「NIRVANA-R」は、情報通信研究機構(NICT)がオリジナルを開発し、日本ラッドが技術移転を受けて独自展開している次世代ネットワーク可視化・監視システム。日本ラッドは、任意の他社製セキュリティアプライアンス/サービス、ネットワーク機器等と連携しサイバー攻撃を可視化するソリューションとして販売している。
「NIRVANA-R」は汎用性の高いSyslog形式に対応しており、今回アライドテレシスの「SES」と連携することで統合的監視範囲は飛躍的に増大することになり、サイバー攻撃対策のための初動がより迅速になるという。
「SES」は、SDN技術をエンタープライズ市場に適応させ、企業向けアプリケーションとネットワークを連携/連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数/コストの削減、およびセキュリティの強化を実現する。「SES」はすでにIT資産管理システム、ネットワーク脅威検知システムと連携しているが、今回の「NIRVANA-R」との連携により次の2つのソリューションを提供する。
・ソリューション1 被疑端末のGUI表示
各社アプリケーション(次世代ファイアウォール/UTM、アプリケーションゲートウェイ、標的型攻撃対策アプライアンス、エンドポイントセキュリティ製品等)とのSES連携によって遮断・隔離制御された被疑端末をNIRVANA-Rで可視化を行することにより、セキュリティ管理者の直感的な運用管理を実現。
・ソリューション2 警告表示された被疑端末のマニュアル制御
NIRVANA-Rと他社製セキュリティアプライアンスとの連携で脅威可視化の警告表示により、特定した被疑端末をマニュアル操作で通信遮断・VLAN隔離制御を可能とする、セキュリティ管理者向けソリューションを実現。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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