ユニアデックスは、HCIの形態のひとつとしてVMware vSANをベースとした「UniFlex HC」の提供を開始する。 「UniFlex HC」の特徴は次のとおり。
1. 異なるメーカーのハードウエアが混在可能
「VMware vSAN Ready Node」というテスト済み認定ハードウエアで構成された、vSAN用検証済みサーバー構成であれば、拡張時に他のメーカー製品を混在させても、ユニアデックスのマルチベンダーサポートサービスと組み合わせることでワンストップサポート環境を実現することができる。
2. 必要なソフトウエアライセンスのみ提供
「UniFlex HC」では、ハードウエアにディペンドしたソフトウエアライセンスを搭載していないため、ソフトウエアライセンスの重複がない。一部のHCIは既存のハードウエアに幾つかのソフトウエアライセンスが初めから搭載されているため、別途購入したライセンスと機能が重複することがある。
例えば、メーカー提供のHCIにはvSANライセンスが搭載されているものがあるが、VMware HorizonのAdvancedやEnterpriseにはvSANライセンスが含まれているため、ライセンスの重複を招いてしまう。
3. 規模に応じた2種類のハードウエア構成
中規模環境と大規模環境に適した標準構成と小規模環境に適したストレージミラー構成の2種類を提供。
4. マルチベンダー対応
サーバーハードウエアはCisco、Dell、HPE、Lenovoの4社から選択可能。なお、対応メーカーやモデルについては今後も随時追加する予定。
「UniFlex HC」の構成とモデルは次のとおり。
■標準構成:標準構成では、サーバー3台の実行環境を基本構成とし、最大64台まで増設可能。この構成では、サーバー仮想化向け大規模、中規模の2モデルとクライアント仮想化(VDI)向けの大規模、中規模の2モデルがあり、併せて4モデルを提供する。
■ストレージミラー構成:ストレージミラー構成は、サーバー2台の実行環境と管理用サーバーを基本とする固定構成。サーバーの増設はできないが、2台のサーバー間のネットワークを10Gで直接接続することで仮想SANを構成するため、10Gスイッチは不要。この構成では、VMの小規模モデルとVDIの小規模モデルの2モデルを提供する。