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SAPのクラウド化に悩んでいるなら2日間ください――マイクロソフトのGlobal Black BeltがSAP環境のクラウド化成功の秘訣を伝授

 最近、SAP ERPやSAP S/4HANAのような基幹系システムをパブリッククラウドで稼働させる動きが活発化している。パブリッククラウドのサービスがさまざまな実績を積み、信頼性も可用性も向上したこともその一因だろう。とはいえ、いざSAP ERPなどをオンプレミスからクラウドに移行するとなれば、これまでとは異なる手間や苦労も発生するかもしれない。その際にクラウドベンダーは、いったいどのようなサポートをしてくれるのだろうか。

SAPをAzureでスムースに動かすことをサポートするプロフェッショナル集団

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マイクロソフトコーポレーション
グローバルブラックベルト セールス部
テクノロジーソリューションズ プロフェッショナル 
家田恵氏

 マイクロソフトはAzureを本格的に市場展開するようになってから、オープン化に大きく舵を切っている。「SAPがSAP HANAを提供したことで、マイクロソフトとはSQL Serverで競合する部分もあります。しかしながら、SAPのアプリケーションをAzureで動かすのは顧客も望んでいること。マイクロソフトでは、改めてSAPにフォーカスしています」と言うのは、マイクロソフトコーポレーション グローバルブラックベルトセールス部 テクノロジーソリューションズ プロフェッショナルの家田 恵氏だ。SAP HANAを動かすことに特化したベアメタルサービス (HANA ラージインスタンス) を提供し始めたこともその表れだ。

 さらに「SAPのアプリケーションは、企業のシステムの中心的な存在です」と、同じくマイクロソフトコーポレーション グローバルブラックベルト セールス部 テクノロジーソリューションズ プロフェッショナルの池本 仁氏も言う。SAPは企業のシステムの中でもシンボリック的な存在であり、Azureの安全性、信頼性などについても「SAPが動くなら大丈夫だよね」と多くのIT部門の人たちが口にしていると。

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マイクロソフトコーポレーション
グローバルブラックベルト セールス部
テクノロジーソリューションズ プロフェッショナル
池本仁氏

 こういった背景もあり、SAPのアプリケーションをAzureでスムースに動かすことをサポートする組織をマイクロソフトでは作ったのだ。これは「Global Black Belt」と呼ばれ、(黒帯レベルの)専門家で構成される組織だ。Global Black BeltにはアナリティクスやAI、IoTなど分野に特化したチームがあり、そのうちの一つが家田氏、池本氏が所属するSAP on Azureのチームだ。

 SAP on Azureのチームには、世界中に50人を超えるメンバーがいる。全てが「SAPのプロ」で、SAPに関する技術やビジネス経験が10年以上あるメンバーで構成されている。バックグラウンドはさまざま、池本氏のようにSI会社でSAPの導入やSAP周辺ソリューションの開発を長く経験した人もいれば、家田氏のようにコンサルティング会社でSAPソリューションを担当した人などもおり、SAP社から転職してきた人もいる。

 現状、SAP ERPのクラウド化を検討している企業は多い。今利用しているSAP ERPは、SAPのサポートの関係から2025年までにS/4HANAに移行する必要があるからだ。そんな中、SAP ERPを動かしているハードウェアの更新時期を迎える企業などでは、ここにきて5年償却のハードウェアを購入するのかに悩んでいるのだ。

 またSAP ERPなどを動かすために導入したハードウェアリソースを、じつは使い切っておらずもったいないと感じている企業も多い。SAP ERPを動かす際には、ピーク時の処理負荷に耐えうるハードウェアリソースを用意する。そうなると平均CPU使用率は10%以下となることも多い。そのため「大きくも小さくも柔軟にリソースを調整できるクラウドがいいのではと考える企業があります」と家田氏。

 その上でクラウド環境の昨今の性能向上、先行的な企業によるSAPアプリケーションの実績も増えた。であれば我々もやってみるかという動きが出てきているのだ。

 「安全らしいけれど安心できないとの感覚が以前はありました。クラウドベンダーがセキュリティの第三者認証を取得するなどで、それは払拭されてきました。また実際にデータセンターでどのような運用をすることで、安全性、信頼性を担保しているかの情報も増え、顧客が安心だと感じるようになっています」(家田氏)

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2日間の深いディスカッションで具体的なSAP on Azureの姿を明らかにする

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 それではマイクロソフトとしては、SAPの稼働環境でクラウドを選ぶ企業に対しどのようにアプローチしているのか。マイクロソフトの営業担当が顧客のSAPのクラウド化の要望を聞きつけ、SAP on Azureのメンバーが説明に赴くことも多い。そこからSAP環境の状態を示すSAP Early Watch Alertのレポートをもとに、既存環境のアセスメントを行い、Azureを動かすとこうなるといったことを説明する。

 次のステップでは、AzureでSAPを動かすための「アーキテクチャ・デザインセッション」を行う。これは1日から2日程度の時間を使いSAP on Azureのための深いディスカッションをするもの。

 「Azureの上で具体的にSAPの環境をこう作り運用していきましょうという話をします。アーキテクチャ・デザインセッションは無償で提供します。これには顧客のSAP環境を運用しているパートナーも参加し一緒に考えることもあります」(池本氏)

 「パートナーがきっかけになり、顧客とのアーキテクチャ・デザインセッションを開催するケースもあります。SAPの導入自体はパートナーに行っていただくため、パートナーとの協業体制はとても重要です」(家田氏)

 また、SAP on Azureのチームではセミナーやウェビナーを開催しており、それらに参加しSAPのAzure化に興味を持ってもらう場合もある。クラウドワークショップというイベントを東京、大阪をはじめ名古屋、福岡、金沢でも実施している。ここではSAP on Azureの説明をするだけでなく、グループワークも取り入れリアリティのあるディスカッションが行われる。さまざまな形でSAP on Azureのメンバーと接点を持ってもらう。こうして、SAP環境のAzure化を進めるきっかけを提供するのだ。

 「SAPのクラウド化を検討している顧客は、SAPの言葉(SAPの専門用語)でディスカッションしたいと思っています。SAPの専門家である我々が、かなり早い段階で顧客と会話するようにしています」(池本氏)

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コスト削減だけでなくクラウドのメリット、デメリットをフラットな立場で提案する

 オンプレミスからAzureに移行することで、安易に安くなるとはアピールしないと池本氏は言う。もちろんクラウドなら「もったいないほどのリソース」を予め用意する必要はない。それがコスト削減につながるところもある。しかし、必要なことにはコストをかけなければならない。

 こうしたことを考える際に前提となるのが、パブリッククラウドは「壊れる」ことだ。オンプレミスであればより堅牢性の高いハードウェアを選ぶことで、壊れにくいプラットフォームを用意できる。一方、パブリッククラウドの場合は、汎用的なハードウェアで構成されるのが普通。なので何らか障害が発生する場合もある。障害が発生してもアプリケーションが止まることがないよう、オンプレミスでは採用しなかった高可用性の仕組みを提案するのだ。ただ、自前のハードウェアを準備する場合と異なりパブリッククラウドには代替機がたくさんあると言うこともできる。必要とする可用性の度合によってはそれで充足できることもあるため、どこに高可用性を持たせるのが適切なのか、顧客とともに検討するのだという。

 またプラットフォームについては、オンプレミスでは5年間は使い続けるのが普通だ。一方、クラウドならどんどん新しいものにベンダーが乗り換えてくれる。古いマシンにチューニングなどで手を入れなんとか使い続ける苦労はない。

 さらにSAPのアプリケーションを運用する場合は、本番だけでなく開発、検証環境も用意しておくのが普通。トラブルが発生した場合に、本番環境のコピーを作成しそこでデバッグすることもある。クラウドなら、一時的に必要な環境を用意し、必要なくなれば捨てるのも簡単だ。また月次処理などで負荷が上昇するときだけ本番のリソースを増やすこともできる。このように、オンプレミスに比べメリットがあると顧客はすぐに納得してくれるという。

 もう一つメリットとなりやすいのが災害対策だ。オンプレミスでは費用もかさむために用意できなかった災害対策構成も、クラウドであれば比較的安価に実現できる。

 「災害対策を実施したくても、自前で実現すればコストも手間もかかります。そもそも普段は利用しないセカンダリサイトを持ち続けることは、ROIの観点で抵抗があります。結果テープバックアップを別の場所で保管するに留まっていることも多いのです。クラウドであれば、通常はデータコピーだけを別リージョンに送り、災害時にそれを使いすぐに環境を復旧させることができます」(池本氏)

 また、実際に災害が発生したと想定したテストを行えるのもクラウドの強みだ。オンプレミスでシステム切り替えはそう簡単に試せないが、Azureの災害対策サービスであるAzure Site Recoveryであればテストも簡単だ。災害時を想定したテストをするのとしないのでは、その後の安心感は大きく違う。

 「SAP on Azureのための説明をしていたのに、顧客が災害対策構成のほうに興味を持ち、SAPのAzure化の前に災害対策サイトの構築に着手した案件もあります」(家田氏)

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SAP on Azureでは移行だけでなく移行後の運用まで含め提案するのが強味

 SAP on Azureでは、単にSAPの仕組みをAzureに載せる話をするだけでなく、載せた後にどのように運用していくかまで提案する。この辺りは、他のクラウドベンダーなどによるSAPのクラウド化の提案と異なるところだろう。Azureであればバックアップもボタン1つで世代管理が行え、OSのログを含めシステム全体の監視の仕組みも揃っている。SAPのような重要なシステムを動かすために必要な機能やサービスがAzureには揃っており、それらを含めアーキテクチャ・デザインセッションでは提案するのだ。

 「アーキテクチャ・デザインセッションを実施すると、顧客ニーズの細かい点まで把握でき、その上でどう構築し運用していけば良いかを提案できます。Azureには便利なサービスが多いので、それをどう組み合わせるとクラウド上でSAPの環境をうまく運用できるのか。そのためのノウハウが我々には蓄積されています」(池本氏)

 技術サポートのサービスでは顧客からの質問に対して回答を行うが、背後にある顧客の真の課題や、システム全体に関する理解を行うことは難しい。Azureのサービス群を有効に使っていただくためには、技術サポートによる質疑応答だけでは最適な提案ができないという課題があった。顧客にとっても、一問一答で得た情報からクラウド化の全体像を描くのは難しく、文字通り雲を掴むような話になってしまい検討が長引くことが少なくない。SAP on Azureのアーキテクチャ・デザインセッションであれば、顧客の現状システムの全体像や課題を確認したうえで、AzureにSAP環境を持って行くための具体的な姿を提示できる。そしてそれは、グローバルでの実績をもとにしたベストプラクティスの提案となるのだ。

 無償のアーキテクチャ・デザインセッションを受けたからと言って、必ずAzureを選択しなければならない訳ではない。受けた後に改めて要求仕様を出して、複数のベンダーにクラウド化の提案を依頼する企業もある。「セッションでは、SAPをクラウドで活用するためのフラットな提案をしているつもりです。その結果としてAzureを選んでもらえれば嬉しいですが、顧客がSAPのクラウド化で2ヶ月以上悩んでいたことが、2日間時間をとってさえくれればかなりすっきりとする。それが大事だと思っています」と池本氏。とにかく対面して話をすること。そのためにもマイクロソフトでは、人間的にも技術的にも信頼してもらえる人材を用意し対応している。

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