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「3DEXPERIENCE World 2020」イベントリポート ダッソーが製造業向けアプリを“サブスク”で提供する理由

edited by Operation Online   2020/02/13 06:00

 仏ダッソー・システムズ(以下、ダッソー)が、“クラウドシフト”に本腰を入れている。同社が打ち出す製造業向け技術情報共有基盤「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を核に、製造・開発ソフトウェアの機能をSaaSモデルで提供。「プロダクト思考からプラットフォーム思考へ」をスローガンに、新たな選択肢と価値を提供していく戦略だ。

「3DEXPERIENCE」とは何か

 「われわれは、世界中のイノベーターにパワーを提供したい。現在は『科学』『芸術』『技術』がクロスオーバーし、その融合から新たなイノベーションが生まれている。イノベーターどうしがコミュニティを通じて自身の創造性を開花させ、そこから紡ぎ出されたものを実際に(人々が)体験する未来がある。それを支援するのが、ダッソー・システムズの“3DEXPERIENCE”だ」。

 6000名の聴衆の前でこう語るのは、仏ダッソー・システムズ(以下、ダッソー)傘下の米ソリッドワークスで、最高責任者(CEO)を務めるジャン パウロ バッシ氏だ。

「3DEXPERIENCE World 2020」は米国テネシー州ナッシュビルの「ミュージック・シティ・センター」で開催された

「3DEXPERIENCE World 2020」は米国テネシー州ナッシュビルの「ミュージック・シティ・センター」で開催された

 ダッソーは2月9日から4日間の日程で、年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE World 2020」を開催している(開催地:テネシー州ナッシュビル)。同イベントは、これまで「SOLIDWORKS World」の名前で開催していた。名称変更についてダッソーは、「2018年に買収した製造ERPソフトのIQMSイベントとソリッドワークスのイベントを統合・進化させた結果」と説明する。

 とはいえ、名称変更後も3次元設計ソリューションである「SOLIDWORKS」ユーザーの祭典という雰囲気は健在だ。「SOLIDWORKS」は、全世界で600万人以上のユーザー数を擁する。イベントにはデザイナー、エンジニア、起業家、教育関係者など、多種多様なSOLIDWORKSユーザーが世界中から集まった。会期中は、350以上のテクニカル・セッションやパートナー100社による展示、顧客事例が披露される。なお、日本からもユーザー企業を中心に、約75名が参加しているという。

仏ダッソー・システムズ傘下の米ソリッドワークスで、最高責任者(CEO)を務めるジャン パウロ バッシ氏

仏ダッソー・システムズ傘下の米ソリッドワークスで、最高責任者(CEO)を務めるジャン パウロ バッシ氏

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著者プロフィール

  • 鈴木恭子(スズキキョウコ)

    ITジャーナリスト。 週刊誌記者などを経て、2001年IDGジャパンに入社しWindows Server World、Computerworldを担当。2013年6月にITジャーナリストとして独立した。主な専門分野はIoTとセキュリティ。当面の目標はOWSイベントで泳ぐこと。

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