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Rubrik CEOのビプル・シンハ氏が来日 時代が追いつきバックアップから“セキュリティ企業”へ

ポイントは「レジリエンス」「オブザーバビリティ」「リカバリー」

ポイントは「レジリエンス」「オブザーバビリティ」「リカバリー」

──“サイバーセキュリティ企業”として注力されている「Zero Trust Data Securityプラットフォーム」について詳しく教えてください。

 「Zero Trust Data Securityプラットフォーム」は、ゼロトラストをベースにしたもので、3つの特長を備えています。

 1点目は「データ・レジリエンス」です。ゼロトラストの環境を実現していくなかで、データのレジリエンス(回復力)をしっかりと担保していきます。そのための手法の1つとして“イミュータビリティ”(immutability:不変性)を実現しており、しっかりとエアギャップ(オフラインを挟み、サイバー攻撃が届かないようにする)をとり、データを管理することができるのです。

 2点目は「データ・オブザーバビリティ(データの可観測性)」。日本でも注目を集めているオブザーバビリティを実践できることも特長です。具体的には、AIや機械学習を活用することで異常値の検出、脅威の種類、データ分類などを自動化できるようにしています。

 3点目は「データ・リカバリー」です。サイバー攻撃を受けた際には、感染したデータやコンテンツを隔離することで再感染を防ぎます。これにより、とても迅速に復旧できることも特徴です。感染した不良データを隔離するため、良好なデータのみ適切なポイントやタイミングまでさかのぼって復旧できます。

 これら3つのコンポーネントがすべて揃い、世界中のお客様のデータを確実に保護・復旧できるソリューションこそが「Zero Trust Data Securityプラットフォーム」なのです。

──データ・リカバリーの領域では、多くの競合製品も存在しています。Rubrikの強みを教えてください。

 データセキュリティにおいて問題が起きるとき、その原因はさまざまです。通常のサイバー攻撃以外にも、内部不正や自然災害、人為ミスなども挙げられるでしょう。

 私たちの製品はランサムウェアだけではなく、あらゆるケースに対応できるデータセキュリティプラットフォームであるところが特徴です。1つの機能だけに特化した、いわゆるポイントソリューションではなく“戦略的なプラットフォーム”となるアーキテクチャとなっています。現在の問題を解決するだけではなく、今後脅威が変化していくなかで求められている「包括的なデータセキュリティ戦略」に見合うプラットフォームです。実際に、同様の問題提起や価値提案についてもお客様から理解をいただいており、契約率を見ても成功と言えるだけの高い数字を誇っています。

 このようなユニークな機能やアーキテクチャに加えて「ランサムウェア復旧保証」も提供しています。これは、弊社製品を使っているお客様に対してランサムウェア攻撃から復旧ができなかった場合、最大で500万米ドルまで保証するというものです。この施策だけでも、私たちがいかに製品に自信をもっているかおわかりいただけるかと思います。

 こうした保証は、お客様と私たちでしっかりと協調体制をとることにも役立っています。ランサムウェア攻撃を受け、復旧・復元しなくてはいけないときに何をすべきか、まずは私たちに頼っていただけるような体制を構築しているのです。

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日本はわかるまでしっかりと検討も、その先は早い

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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