KDDIが設立した中間持株会社「KDDI Digital Divergence Holdings」は、7月1日より事業を開始した。アイレット、KDDIアジャイル開発センター、KDDIウェブコミュニケーションズ、Scrum Inc. Japanと共に、KDDI Digital Divergenceグループとして法人顧客のDXを支援するという。
KDDI Digital Divergence Holdingsは、クラウド、アジャイルをはじめDX推進に必須となるケイパビリティを持つ事業会社をつなぐことで、DX支援・開発を強化していく。また、DX専業会社として進化していくため、DXに必要なケイパビリティをもつ会社とM&Aや業務提携などの実施も検討しているという。
また、同グループは、DX人材の採用とともに、育成する仕組みの構築やグループ間の人材交流などを実施し環境を整備することで、顧客のDXを支援するとしている。
同社は今後、通信を軸に顧客や社会と継続的につながり、付加価値を生むDXを推進することで、社会課題の解決やビジネスの変革を加速していくという。
なお、各社の役割は以下のとおり。
- KDDI Digital Divergence Holdings:グループ事業戦略を立案・推進し、DX領域において、グループ全体の連携拡大と事業ポートフォリオの拡充により、顧客のDXを支援
- アイレット:顧客のITを支えるエンジニアの一員となり、クラウド導入、システム開発、監視・運用・保守といった作業で顧客をサポート
- KDDIアジャイル開発センター:アジャイル開発を提供
- KDDIウェブコミュニケーションズ:小さな投資でもインターネットの持つ力を活用できるサービスの開発・提供により、中小企業、IT初心者のIT活用を支援
- Scrum Inc. Japan:同社認定資格セミナーやスクラム導入コンサルティングを通じて、スクラムを活用してDXを推進する組織のイノベーションを支援
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