NVIDIAはAIサービスのプラットフォームにOCIを選択
10月18日午前中に行われたオープニング基調講演には、Oracle CEOのサフラ・キャッツ氏が登場し、新たなパートナーシップと事例を取り上げた。講演の冒頭キャッツ氏は、コロナ禍を経てさまざまなことを学んだと言う。日々の人々の生活もワークスタイルも変化し、顧客、サプライヤ、パートナー、従業員とのデジタルなつながりが改めて重要になったとも言う。
デジタルのつながりを実現するため、Oracleでは安全でコスト効果の高いプラットフォームを構築し、その上で動くさまざまなアプリケーションも開発していた。そのためコロナ禍でも、かなり忙しかったようだ。Oracleでは、新たな製品やサービスの開発は、顧客の話を聞きそのフィードバックをもとに行われている。「Oracleでは、顧客の成功にフォーカスしています」と、顧客指向で進めることを強調する。
顧客の成功のために、頻繁に活用されるようになったのがAI技術だ。AIの活用をより加速するために、Oracleはこれまでの協業関係を拡張し、NVIDIAと複数年のパートナー契約を新たに結んだ。GPUベースのIaaSを提供するだけでなく、この関係性の強化でGPUからシステム、ソフトウェアに至る、NVIDIAアクセラレーテッド・コンピューティング・スタックの全てを、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で利用できるようにする。