NTTドコモとNTTデータは、NTTドコモの国際ローミングサービスの遠隔保守業務(ネットワークオペレーション業務)にServiceNowを導入したと発表。2022年4月より、故障対応プロセスにゼロタッチオペレーションの運用を開始し、2023年5月末時点でサービス回復時間の75%を短縮したほか、人為的作業ミスを削減したという。
加えて、自動化により国際ローミングサービスの運用保守に関する総稼働の30%が削減できたため、成長事業への稼働シフトが可能になったとのことだ。
同取り組みで成果を得たポイントは以下の通りだとしている。
NTTドコモでは今後、同取り組みで得た知見やノウハウを生かし、国内サービスの遠隔保守業務への拡大を検討。全社横断的なDXの取り組みとして、2023年4月よりNTTドコモ内およびNTTドコモグループ全体への拡大を開始しているという。
またNTTデータは、テレコム業界を中心とした類似業界の運用保守業務(ITSM/ITOM:Information Technology Operation Management)において、開発テンプレート化による拡大を検討しているとのことだ。IT運用管理領域(ITSM)やテレコム業界向けテンプレート活用においても、NTTデータのITシステムの構築・運用経験や業務知識、ServiceNowの導入ノウハウを融合し、顧客のビジネス変革を支援していくとしている。
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