前回は、他社サービスとWindows Azureの料金比較を行ないました。今回は、Azureの課金体系についてもう少し詳しくお話します。
使った分払い価格モデルの詳細
10円トリオ仲間であるAmazon EC2やGoogle App Engineも同じですが、1時間あたり$0.12のコンピューティング費用だけが課金対象というわけではありません。使った分払いのモデルを提供するパブリッククラウドベンダー3社は、クラウドコンピューティングの基本要素であるコンピューティング、ストレージ、ネットワーク帯域の3つを組み合わせた課金モデルとなっています。
Windows Azureを使用する場合、クラウド上にデータを保存する場合には、1GBの保存領域あたり月額$0.15、加えてストレージを利用するトランザクション10,000件あたり$0.01が必要です。これは、少し分かりにくいと思われるので補足しておきます。
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砂金 信一郎(イサゴ シンイチロウ)
マイクロソフトでクラウドコンピューティングやWebサービスを中心とした啓蒙活動を行うエバンジェリスト。過去のキャリアを活かし、ソフトウェア技術者とマーケター、さらに戦略コンサルタントの顔を使い分けながら啓蒙活動を展開。日本オラクルにおいて、ERPから情報系ポータル、新規事業立ち上げまで幅広く経験。その後、ドイツ系戦略コンサルティングファームであるローランド・ベルガーにて、自動車メーカーを中心に、各種戦...
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