富士通は、クラウド型のロジスティクスデータ変換・可視化サービス「Logistics Global Link」を日本国内から販売開始すると発表した。
同サービスは、デジタルシミュレーションの活用により持続可能な地域社会を実現する「Trusted Society」の取り組みの一つだという。2023年2月に国土交通省と経済産業省、および内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)スマート物流サービス」が公開した「物流情報標準ガイドライン」に準拠して、ロジスティクスに関わる在庫や輸配送などのデータを変換・標準化。同社の戦略パートナーであるアマゾンウェブサービス(AWS)のクラウド上に蓄積するとしている。これにより、同業種の企業間やサプライチェーンを構成する異業種間においてもデータ共有が可能となるとのことだ。また、入出荷作業や車両待機の時間を削減することで、物流業界における2024年問題の解決に貢献するという。

同社は今後、様々なサプライチェーンにおける荷主企業や物流事業者、およびシステムベンダーと連携し、ロジスティクスデータの利活用によってデジタルエコシステムの実現を目指すとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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