TOKIUMは、契約管理に関する新サービス発表会を開催。電子および紙の契約書をクラウド上で一元管理できる契約管理クラウド「TOKIUM契約管理」を2024年6月3日より提供開始すると発表した。
TOKIUM契約管理は、契約書に記載されている取引先名や契約期間などの契約内容を「GPT-4o」が自動で抽出し、データ化。紙の契約書のスキャンは同社が代行するため、企業の負担なく一元管理が可能となり、社内の契約書をTOKIUM上で閲覧できるとしている。こうした一元管理や検索性により、契約管理業務の効率化や、企業のガバナンス強化を実現するとのことだ。
また同サービスによって、製本された紙の契約書を製本された状態のままスキャンし、クラウド上にアップロードできるという。スキャン後の契約書は同社が保管を代行することで、オフィスのペーパーレス化や保管場所に契約書を探す手間を削減するとしている。
さらに、約540万社以上の企業情報が登録されているデータベースと連携し、取引先の社名や住所、インボイス登録番号などの情報が自動で更新される仕組みだという。これにより、会社名の表記ゆれは自動で名寄せできるため、取引先の重複登録を防止できるとのことだ。
なお同社は、2027年5月末までに、同サービスを2,000社へ導入することを目標に掲げている。
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