SAPジャパンは、商船三井において、SaaS型のSAP S/4HANA Cloud Public Editionが稼働開始したと発表した。
商船三井では、事業ポートフォリオの変革を支えるインフラとして経営管理の仕組みの再構築が必要と考え、業務プロセスの見直しと標準化を実施。2020年より、グローバルスタンダードERPであるSAP S/4HANA Cloud Private Editionを本社に導入、活用している。
そして、2024年1月にSaaS型のSAP S/4HANA Cloud Public Editionを導入し、わずか7ヵ月で稼働を実現したという。
基本方針としてSAP Best Practiceを使用し、業務をシステムに合わせるFit to StandardとERP本体をクリーンに保つクリーンコア手法を採用。ERPへの変更やカスタマイズはSide-by-Sideのアプローチでアドオンを抑制したという。これにより、運用保守の負担軽減が期待できるとしている。
同社では、今後もグループ会社への展開を進めていくことで、共通基盤の構築によるグループガバナンス・リスク管理に資する透明性の向上、経営管理の高度化、経営効率の向上を目指すという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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