2024年11月15日、ピュア・ストレージは、新ソリューション「Pure Storage Cloud for Microsoft Azure VMware Solution」(Pure Storage Cloud for AVS)を発表した。
同ソリューションは、AVSのためのフルマネージドブロックストレージアズアサービス(STaaS)としてAzureに統合され、近日中にプレビュー版が公開される予定だという。また、現行のMicrosoft Azure Consumption Commitments(MACC)による利用が可能とのことだ。詳細な特徴は以下のとおり。
VMwareワークロードのクラウドへのシームレスな移行
ストレージ負荷が高いオンプレミスのVMwareワークロードを、Azureクラウドに移行できるという。VMware vSphere Storage APIs for Array Integration(VAAI)とVMware vSphere Virtual Volumes(vVols)のサポートをAVSに提供し、VMware vSphereホストとストレージ・デバイス間の通信を可能にするとのことだ。オンプレミスとクラウドのストレージ間の通信は、共通のプロトコルを介して行われるとしている。
コスト効率の向上によるイノベーションの促進
クラウドストレージを最適化し、コスト削減を可能にするとしている。不要なコンピュートリソースを排除し、AVSの総所有コスト(TCO)を削減、予算の予測可能性を高めるとのことだ。同社は、同ソリューションにより、Azure VMware Solutionのコストを最大40%削減できると述べている。
エンタープライズグレードのデータレジリエンス
エンタープライズクラスのセキュリティとデータ保護をクラウドで実現。Pure Storage SafeModeスナップショットによる、データ保護機能が実装されているとのことだ。AVS環境でデータの損失が発生した場合でも、数分でリカバリを実施するという。
ストレージの複雑性の軽減
コンピュートとストレージを分離し、ストレージの管理負荷を軽減するとのことだ。オンプレミスとクラウドの両環境で利用することで、シームレスなハイブリッドデータプレーンの構築、データ移行コストの削減、およびアプリケーションのニーズの変化への対応が可能になるとしている。ストレージを一元管理し、使用状況を常に把握できるとともに、データのサイロ化に起因する運用の非効率性を解消し、インフラを制御できるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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