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アクセンチュア、生成AIによるサイバーセキュリティサービスとケイパビリティを強化

 アクセンチュアは、生成AI、ディープフェイク対策、耐量子安全性(Quantum Safe)に基づいたデータセキュリティソリューションを活用して、ビジネスとサイバーレジリエンスを改革し、様々な業界の顧客企業がサイバーレジリエントな組織になることを支援する新しいサービスとケイパビリティを発表した。

 生成AIやダークウェブ上の情報を学ばせたLLM(大規模言語モデル)を使用した新しいタイプのサイバー犯罪が増加傾向にあるという。進化する脅威に対処しながら顧客企業が先端技術を安全に利用できるよう、アクセンチュアは新しいサービスを提供するとしている。提供サービスの例は次のとおり。

  • セキュアなAIソリューション:AIプログラムのライフサイクル全体で強靭性を確保するため、アクセンチュアのソリューションには、開発フレームワークに関する事例、安全にAIを活用するための方針やプロセス、アクセス、データ、モデル、インフラストラクチャの評価・保護および信頼性の設計(Trust by Design)に基づいたAIシステムの構築が含まれるという。また、LLMを含むAIシステムの脆弱性を検知するレッドチーム演習や攻撃シミュレーション、不正なAI活用を検出して保護するための生成AIセキュリティ診断も行うとしている
  • ディープフェイク対策:Reality Defenderなどパートナー企業の技術を活用し、ディープフェイクのセキュリティテスト、監視および検出を行う。これにより、顧客企業のコンタクトセンターや社外とのビデオ会議など重要なコミュニケーションポイントにおけるAIの脅威に先回って対応するという
  • サイバー攻撃からの迅速な事業復旧支援:クラウドベースのソリューションであるため、医療、通信、石油・ガスなど、様々な業界の経営幹部層が重要なインフラストラクチャを迅速に復旧し、サイバー攻撃からの復旧にともなうダウンタイムの影響を大幅に削減できるとしている。その結果、最も重要な事業運営を数週間ではなく数時間単位で回復させるという
  • 量子セキュリティ統合ソリューション:堅牢なセキュリティ戦略を構築し、企業全体で脆弱な暗号化を検知。アメリカ国立標準技術研究所(NIST)が推奨する最新の耐量子アルゴリズム(PQA)を用いて古い技術を置き換えることで、安全かつ効率的な運用を実現するとのことだ
  • 主要なサイバーセキュリティサービス – 生成AIを活用した新規サービス:サプライチェーン、クラウド、アプリケーション、サイバーレジリエンス、権限・アクセス管理にわたる、すべてのサイバーレジリエンスサービスに生成AIを統合するアクセンチュア独自の一元化されたスイート“Accenture mySecurity”によってコアサイバーセキュリティサービスを強化し、スピード・効率を高め、AI主導の脅威から顧客企業を保護するという
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