三菱電機は、OTセキュリティソリューションを提供する米国のNozomi Networks(以下、Nozomi)の全持分を取得し完全子会社化することを発表した。
同取引は、必要な規制当局の承認に加え、その他一般的な取引条件の充足を経た上で、2025年中に完了する見込みだという。
三菱電機はこれまで、現場設備やシステムをサイバー攻撃から守る「ワンストップ OT セキュリティソ リューション」の開発に取り組み、アセスメント、コンサルティングから監視・分析サービスまでを提供してきた。今回の買収・子会社化は、OTセキュリティ事業の強化を目的としたものだとのこと。なお、Nozomiとは2024年に協業契約を締結していた。
両社のソリューションと強みを融合させることで、三菱電機のセキュリティ事業を抜本的に強化し、グローバルNo.1のOTセキュリティソリューションプロバイダーを目指すとしている。また、両社の多種多様な顧客基盤からNozomiの侵入検知・可視化プラットフォームを介して得られるデータを活用し、新たなサービスを顧客と共創することで、三菱電機のデジタル基盤「Serendie(セレンディ)」関連事業の飛躍を図ると述べている。
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