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銀行は他業界よりもAI投資に積極的だが、9割の組織が「信頼できるAI」のための環境整備で不十分──SAS Institute

 SAS Instituteは、調査レポート『Data and AI Impact Report: The Trust Imperative(データとAIのインパクトレポート: 信頼のための必須事項)』を発表した。2,375人のITリーダーおよびビジネスリーダーを対象に実施した、業界横断型のグローバル調査だとしている。

 銀行は他業界よりもAI投資を速いペースで進めているにもかかわらず、その信頼を獲得するために必要な監視体制やインフラストラクチャが十分に整備されていないとのことだ。同調査レポートでは、銀行業界に関する新たなインサイトにおいて浮き彫りになった課題を明らかにしているという。

 調査対象となった4つの業界(銀行、政府、保険、ライフサイエンス)の中で、銀行は「AI投資」と「信頼できるAIの実務への導入」の両面で他業界より先行。実際、銀行の約4分の1(23%%)は、IDCの『Trustworthy AI Index(信頼できるAI指数)』で最高レベルに達していたとのこと。しかし、こうした強みがあるにもかかわらず、多くの銀行は、同レポートが示す「理想的な状態」、すなわち高い信頼と確かな信頼性を兼ね備えた状態にはほど遠いのが現状だという。主な調査結果は次のとおり。

  • AIに対する社内の高い信頼と、確かな信頼性を備えたAIシステムの両方を実現している銀行は、わずか11%
  • 半数近く(47%)の銀行は、IDCの称する「信頼のジレンマ」、すなわち、信頼性の高いAIを持ちながら、それを信頼できずに活用を抑えてしまうという「過小活用」、あるいは十分に実証されていないAIシステムを過度に信頼してしまう「過剰信用」のいずれかに該当する状況
投資は拡大しているものの、基盤は脆弱なまま

 AI機能への投資が、AIの信頼性を高めるための責任あるイノベーションの基本原則に対する投資と釣り合っていない点が浮き彫りになったという。1つのモデルの失敗によって、規制に関する罰則の対象となったり、一夜にして消費者の信頼を失ったりしかねない業界においては、これは危険な隔たりになるとしている。

 問題は、投資が不足していることではないという。調査によれば、銀行のAI投資の推移は他の業界を上回っており、過半数の銀行(60%)が4%~20%の増加を見込んでいるほか、一部の銀行(12%)は大幅な増額を予測しているとのことだ。こうした勢いにもかかわらず、その基盤には以下のような脆弱性が残っていることが調査により判明しているという。

  • データサイロ:5行中およそ1行(19%)は依然として、データインフラストラクチャがサイロ化しており、この割合は本調査対象となった業界の中で最も大きい割合
  • 不十分なデータ基盤:かなりの割合の銀行が、効果的なデータガバナンスを整備できていない(45%)、あるいはデータインフラストラクチャを一元化または最適化できていない(41%)ことが明らかに
  • AI人材の不足:多くの銀行(42%)は、AIの専門スキルの不足にも直面

 こうした課題に対応するために、過半数(52%)の銀行はAIアーキテクチャの拡大を予定しており、また43%はAI専任チームの結成または拡大を予定しているとのことだ。しかし、社内でのAIモデル開発・調整に注力することを計画している銀行は、3分の1を下回っているという(31%)。つまり、これらの障壁は抽象的あるいは理論的なものではなく、構造的なものだとしている。

AIのROIを高めるのは、コスト削減ではなく責任あるイノベーション

 また同レポートは、「銀行業務におけるAIの主な価値は、コスト削減にある」という前提に疑問を投げかけているという。反対に、銀行はAIによって得られる価値の主な源として、「プロセスの効率化」よりも「製品やサービスのイノベーション」を上位に挙げた唯一の業界だったとのことだ。

 業界横断的なROIの数値からは、銀行が重要な点に気付いていることが示されているという。投資に対して最も高い収益を得ているのは、カスタマーエクスペリエンスの改善にAIを使用している組織であり(投資1ドル当たり1.83ドル)、僅差で市場シェアの拡大を重視している組織が続いているとのこと(同1.74ドル)。コスト削減に注力している組織はROIが最も低く、1ドル当たり1.54ドルだったという。加えて、信頼できるAIを優先させている組織は、AIイニシアティブにおける全体的なリターンが倍増したと回答する確率が60%高くなっており、これは責任あるイノベーションが成長を加速させ、採算以上の価値をもたらす確かな証拠だと述べている。

 また銀行は、他の業界よりも積極的にエージェンティックAIへと向かう姿勢を示しており、信頼できるAIへの投資を拡大して自律型システムをサポートしようと計画している組織は、3分の1近くに達しているとのことだ。しかし、AIシステムの意志決定権が拡大するにつれて、脆弱なガバナンスの影響はますます重大なものになっていくとしている。

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