SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

時間がない人に贈る“スグ作れてスイスイ通る”企画書作成術

【プレゼン】3ページでOK! 『通る企画書』に必ず存在する最重要3ポイント

第1回


 通す企画書を作るポイントは3つしかありません。これさえ押さえれば、3ページでかまわないのです。

予算の決裁を得ることが最優先

 前回、「スピード感のある企画書」が大切と述べました。では企画書はどんな場面に使われるのでしょうか? 実は「企画書」という言葉は辞典にありません。不思議ですが、提案書といっていたものが、より企画性を強めたい、といった用途でそういう呼び名になっていったのではないかと思われますが、ここで定義させてもらいしょう。

 企画書はプレゼンテーションの場で使われます。業種や職種に限らず、ビジネスパーソンがプレゼンに臨む機会は増えています。相手が社外のクライアントであったり、社内の上司であったり、大きな会場であったり、小さな応接で相手と二人きりだったり、いろんなパターンがありますが、その目的はただひとつ。

  • ビジネスプランを提案して予算の決裁を得ること

 つまり、企画書は、

 相手にビジネスプランをわかりやすく説明して予算の決裁を得るためのツール

 と定義していいでしょう。

ポイントは3つしかない

 では、そこで活躍する企画書とは?

 そんなプレゼンの場で、「プレゼンされる側」に立ってみると、いざ決裁しようと思うときポイントは3つしかないことがわかります。

  1. 「その企画は自分にとってどんなメリットがあるのか」
  2. 「その企画はいつまでにできるのか」
  3. 「その企画にいくらかかるのか」

 つまり、

  1. 「メリット」
  2. 「スケジュール」
  3. 「予算」

 この3つです。

 逆にこのうちどれかひとつでも抜けていると決裁できません。逆に言えば、この3つさえきちんと伝われば企画書として最低限の条件をなしていると言えます。3ページでよいのです。その「メリット」についてデータを用いたり、詳細に説明を付加したりすることにより、企画書の分量や構成がだんだん増えるのだと言っていいでしょう。

 ここで気をつけたいのが「メリット」。「相手のためのメリット」ではなく「自分のメリット」を書く人が少なからずいることです。『貴社がこの企画を実施してくれば、弊社は四半期の目標を達成することは間違いありません』。まさか、そんなこと書く人はいないと思いますが、そんなニュアンスがにじみ出てしまっている企画書は少なくありません。「そんなの関係ねぇよ! うちには」と思われて終わりですよね。

 企画書は「相手のメリット」を書くこと

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
時間がない人に贈る“スグ作れてスイスイ通る”企画書作成術連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

藤木 俊明(フジキ トシアキ)

早稲田大学教育学部卒業(広末涼子やハンカチ王子の遠い先輩)。リクルート、ぴあを経て、現有限会社ガーデンシティ・プランニング代表取締役/明治大学リバティアカデミー講師。プレゼンツールの制作に定評があり、講演、セミナー活動の他、下記の著書を出版。とくに「明日のプレゼンで使える企画書・提案書のつくりかた」...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/257 2007/12/11 16:59

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング