2011年はインターネットの歴史に残る年になるだろう。2011年2月3日(日本時間)、インターネット上で利用されるIPアドレスをグローバルに管理するIANA(Internet Assigned Numbers Authority) にて新規に割当可能なIPv4アドレスの在庫がついに枯渇した。これによりインターネットの前身であるArpanetから利用されてきたIPv4は、次世代プロトコルIPv6にバトンを渡そうとしている。前回はIPv4アドレス枯渇の社会的影響について説明した。今回は、この事象に対して現在どのような対策が実施されているのかを解説する。
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大元 隆志(おおもと たかし)
ITビジネスアナリスト/顧客視点アドバイザー 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、 技術者、経営層、顧客の3つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。講談社 現代ビジネス、翔泳社EnterpriseZine、ITmediaマーケティング等IT系メディアで多くの記事を執筆。所有資格:米国PMI認定 PMP、MCPC認定シニアモバイルシステムコンサル...
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