コンシューマビジネスの展望 - Kinect、WindowsPhone、Skype
クラウド以外のポートフォリオで注目されているものとして、Xbox Kinect、WindowsPhone 7、そして先ごろ買収を発表したSkypeがある。いずれもコンシューマビジネスに深くかかわる製品だが、これらに対してはどのようなロードマップを描いているのだろうか。
Xbox Kinectに関してはコンテンツが揃ってきたこともあり、来るホリデーシーズンに向けて順調なビジネスが期待できるとしている。Ballmer氏はKinectに搭載されているBingベースの音声検索機能を紹介、TV番組などもこれで簡単に検索できるとしている。Live TV機能は秋には登場するとのことだ。
日本でも注目度の高いWindowsPhoneについては、残念ながらあまり言及がなされたなかった。「我々はたしかにまだ僅かな台数しか売っていない。だが、2015年までにはMicrosoftが携帯電話市場で2位まで躍進するという調査結果もある。秋にリリース予定のMangoでは500もの新機能が搭載される予定なので楽しみにしていてほしい」(Ballmer氏)
また、85億ドルで買収を発表したSkypeについては、MicrosoftがすでにもっているコミュニケーションツールのLyncとユーザ層がかぶるのでは、という指摘がパートナーからもなされている。これに対しBallmer氏は「LyncとSkypeは競合するのではなく、Microsoftの下でともに大きく発展することができる」と言う。「Skypeがエンタープライズの世界に浸透していくことで、ITの利用シーンが大きく変わると期待している」というが、将来的にLyncとSkpeが統合する可能性があるのかについては触れられなかった。
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五味明子(ゴミ アキコ)
IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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