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みんな、気持ちのどこかにOracleを残している
谷川:バラエティがそろったところでオラクルに話を戻すと、Oracle Database 12cが出てアシストとしてはどう評価していますか?
関:いまPostgreSQLやInfiniDBなど、いろんな担当が出てきていますが、みんな技術的にはOracle Databaseを経験しています。弊社の育成マップがそうなので。だからみんな気持ちのどこかにOracle Databaseを残しているところがあるんです。
一同:(笑)
関:Oracle Databaseが欠かせない存在なのは間違いありません。12cが出て興味深かったのは、オラクルのトム・カイトが紹介した「12cの12の新機能」ビデオでした。冒頭から、ほかのデータベースにあってOracle Databaseになかった機能が紹介されていて、Oracle Databaseがほかのデータベースにある機能を取り入れるという流れが今までにはないイメージで意外でした。
高瀬:いままでオラクルはほかのデータベースにはあまり関知しないイメージでしたからね。
谷川:面白い進化かな。
関:いろんなデータベースを使った上で、「やはりオラクルがいいな」と思うような機能を実装し始めてきているのかなと思いました。
岸和田:マルチテナントのコンセプトはMySQL、PostgreSQLでは以前から実装されていますし。
谷川:昔はハードウェアのスペックからしたら重くなってしまいがちでしたから。時代にあった機能なのかな。
花谷:いろいろと知った上で、選択肢が増えたのはよいことだと思います。要件次第で最適なものをお客様にご提案できます。
谷川:オラクルのアシストからデータベースのアシストになってきたというわけですね。
小野:Oracle Databaseをベースにしているというのは強みだと思います。
岸和田:それを一番実感しているのは高瀬です。
高瀬:いまOracle DatabaseとPostgreSQLを併用するためのガイドライン作成や支援などをやっており、Oracle Databaseを知っていることは強みになっています。
谷川:両方知っていると、欠けているものが分かりますからね。MySQLも同様ですか?
花谷:そうですね。単体で勝負しなくていいのが私たちの強みだと思っています。既存資産を拝見させてもらった上で「これなら○○でいけますね。これなら既存(Oracle Database)を残して、別の部分では○○が使えますね」などと提案できます。
岸和田:Oracle Databaseだけで構成した方が良い場合もあります。
花谷:そこはお客様のITへの考え方、企業文化、経緯、将来図など、多様な要件がからみますね。何が一番大事か。
谷川:その会話ができること、お客様に最適な解を答えられるようになったのはいいですね。
小野:より最適な解をご提案するということですね。