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ビッグデータ社会のプライバシー問題

名簿屋に未来はあるのか? データブローカーの役割と規制のあり方を考える

■第12回


 7月初に明らかとなったベネッセの顧客情報流出事件の影響で、いわゆる「名簿屋」の規制のあり方が問われている。「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」(IT総合戦略本部2014年6月24日決定)において、名簿屋規制は、継続検討事項の扱いであったが、にわかに立法化の機運が盛り上がりつつある。米国においても、名簿屋に相当する「データブローカー」に対する規制強化の機運が高まっているが、ビッグデータビジネスに重要なパーソナルデータ流通基盤としての役割を担っているため、立法化は慎重に検討されている。今回は、名簿屋/データブローカーの役割と規制のあり方について考える。

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この記事の著者

小林 慎太郎(コバヤシ シンタロウ)

株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 兼 未来創発センター 上級コンサルタント専門はICT公共政策・経営。官公庁や情報・通信業界における調査・コンサル ティングに従事。情報流通が活発でありながら、みんなが安心して暮らせる社会にするための仕組みを探求している。著書に『パーソナルデータの教科書~個人情報保護からプライバシー保護へとルールが変わる~』(日経BP)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/6025 2014/07/18 21:10

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