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MySQLで高可用性の新標準となるか?SCSKがOracle Clusterwareを実機検証した!

廣濱 今回は、Oracle VMの仮想環境2台、ファイルシステムはACFSで検証しました。ACFSは、Oracle Grid Infrastructureのインストール時に併せてインストールされるので導入しやすいですし、オラクル社のサポート対象になるので便利です。ところで、ファイルシステムもMySQLしか経験がないと戸惑うポイントだと思います。一般的にClusterwareを使うときってファイルシステムは何を使うのですか?

梶山 OCFS2みたいですね。われわれの出しているアーキテクチャの図でもOCFS2が多いです。OVMのテンプレート使った構成だと、OCFS2になるからかと思います。

廣濱 やったことの詳細はホワイトペーパーにまとめたので、ぜひじっくり読んでもらいたいです。

MySQLで高可用性を検討中なら、Oracle Clusterwareを選択してみませんか?

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梶山 今回、ホワイトペーパーの読者はどのような人を想定していますか?

廣濱 今MySQLでInnoDBを使っていて高可用性の手段を模索している人たちです。「高可用性=クラスタ」としてMySQL Clusterに目を付けても、MySQL ClusterはMySQLとは特性が違うので「ほしいのはこれじゃない」となったり。情報源もいまはまだ限られているので、これが高可用性検討の資料になればと思ってます。

梶山 技術情報は整備途中ではありますが、MySQLもClusterwareも同じオラクル社の製品なので、複数ベンダーのサポートに問い合わせるよりは楽ではないかと。

廣濱 そうですね。それに、そもそもまだClusterwareがMySQL対応していると気づいていない人もいますので、存在に気づいてもらうのも大事かと。ところで、海外ではMySQLとClusterwareの導入状況ってどうですか?

梶山 海外だとすでに導入を終えたところがいくつかあります。

廣濱 どんな背景で導入されているのでしょう?

梶山 やはり高可用性を求めつつも「レプリケーションでは困る」ケースです。自動フェイルオーバーができる、MySQL Clusterの複雑さを避ける、InnoDBをそのまま使えるなどがメリットとして認識されています。

廣濱 当然ですけど、お客様はMySQLのEnterprise Editionをご購入なさっているんですよね。Clusterware導入前の環境はどういう構成が多いんですか?

梶山 他社製品を組み合わせていたケースが多いです。それでサポートで苦労していたり、ベンダー間の狭間に落ちてしまったり。しかし決定打がなくて……というところにClusterwareならオラクル製品でまとめられてサポート的にも安心というパターンです。

廣濱 なるほど。

梶山 業種、業態、規模感関係なくニーズがあります。「データロストしてもいいからレプリケーションで」と許容できるのは本当にごく一部ですから。

廣濱 あとClusterwareを使うメリットというのはMySQLのエンジニアではなく、Oracle Databaseに慣れたエンジニアにもあると思います。Oracle Databaseとツールが同じなので、とっつきやすい。

梶山 ノウハウがそのままいかせます。Oracle RACをお使いならClusterwareはご存じでしょうし、管理ツールはOracle Enterprise Managerがそのまま使えますし。

廣濱 このClusterwareに限らず、最近Oracle製品が続々MySQL対応していますよね。

梶山 そうなんです。Clusterware、Oracle Enterprise Manager、ほかにもセキュリティで使うOracle Audit Vault and Database Firewallもそうです。これはOracle DatabaseとMySQL、両製品併用している環境が多いからなのです。運用管理の効率化が進んでいます。

廣濱 Clusterwareは、他のオラクル製品との統合も可能ですからね。そういった二次的なメリットもありつつ、MySQLの高可用性を実現する上での選択肢が増えることは喜ばしいことです。システムによってはMySQLではなくOracle Databaseが向いていたり、ClusterwareではなくMySQL Clusterやmysqlfailoverが向いているケースがありますので、我々は適した方をご提案します。導入後にお客様が不幸になる構成にはしません。今回公開したホワイトペーパーはMySQLで高可用性を考えるときの参考にしていただければと思います。

***

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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