Excel / Word / PowerPointでさまざまな図形描画を行うには?
困ったときのMicrosoft Office Tips - Office (1)
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この連載では、さまざまなシーンにおいてMicrosoft Officeツールを使いこなすためのTipsを紹介します。今回は、Officeツールごとの図形描画ツールバーの機能の違いや、各機能の基本操作、活用方法などについて紹介します。
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はじめに
ドキュメントを視覚的に分かりやすく表現するには、図を利用すると効果的です。そんなシーンに対応するため、Microsoft Officeツールには共通して、図形描画ツールバーが用意されています。これらは、テキストボックス、ワードアートのほか、基本図形、星やリボン、吹き出しなどのさまざまな図形を描画できます。
このツールバーを利用できるのは、Microsoft Office Professional Editionの中では、Word、ExcelそしてPowerPointの3つです。
この図形描画ツールバーを使いこなすと、例えば以下のことが実現できます。
- ワードアートで強調したい文字をデザイン
- クリップアートでドキュメントを楽しく演出
- テキストボックスで好きな場所に文字を配置
- 簡易地図の作成(工夫しだいで路線図といった複雑な描画も可能)
- オートシェイプを組み合わせたオリジナル素材の作成
- 写真の加工
- 好きな形にトリミング
- 色合いの変更(セピア、白黒、ウォッシュアウト etc)
このツールバーに用意されている各機能や操作方法は、基本的にどのOfficeツールで共通です。ただし、若干Officeツールによってサポートされている機能に違いがあるので、それをふまえた上で図形描画ツールを使いこなせば、プレゼンや社外向け資料のほか、案内状、チラシ、年賀状の裏面などを思い通りに美しくデザインできます。
本稿では、図形描画ツールバーが利用できるそれぞれのOfficeツールの違い、および、そのツールバーの各種機能の活用方法について紹介します。
図形描画ツールバーの概要
図形描画ツールを効率的に利用するには、あらかじめ図形描画ツールバーを表示しておきます。Office 2003の場合は[表示]-[ツールバー]-[図形描画]を選択するか、[標準]ツールバーの(図形描画)ボタンをクリックします。
ボタン | 説明 |
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選択した図形をさまざまな方法で調整します。
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オブジェクトを選択します。 |
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線、コネクタ、基本図形、ブロック矢印、フローチャート、星やリボン、吹き出しなど、さまざまなオートシェイプを描くことができます。
Word 2003 - [オートシェイプ]ボタンをクリックしたときの画面
![]() [オートシェイプ]メニューの上部をドラッグ
![]() ![]() メニューが切り離されて、[オートシェイプ]ツールバーが表示された
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直線を引きます。 |
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矢印を描きます。 |
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四角形を描きます。 |
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楕円形を描きます。 |
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テキストボックスを作成します。 |
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縦書きテキストボックスを作成します。 |
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ワードアートを挿入します。 |
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図表または組織図を挿入します。 |
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クリップアートを挿入します。 |
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図を挿入します。 |
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オブジェクトに背景色をつけます。 |
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線の色をつけます。 |
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文字の色を変えます。 |
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線の太さを変更します。 |
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線の種類を変更します。 |
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矢印のスタイルを変更します。 |
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選択したオブジェクトに影をつけます。 |
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選択したオブジェクトを立体化します。 |
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小濱 良恵(コハマ ヨシエ)
Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office や Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Mic...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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