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週刊DBオンライン 谷川耕一

“Love Linux”なマイクロソフトのSQL Server v.Nextは何を目指しているのか


 振り返ってみると、2016年はリレーショナルデータベースの新バージョンの話題が多かった。9月にはOracle Database 12c R2のリリースが発表され、クラウド利用で最適化するための機能を中心に強化が行われている。またMicrosoft SQL Server 2016も、Service Pack 1が登場している。SQL Serverはこのバージョンアップでは新機能追加よりも、ライセンス変更のほうがインパクトが大きかった。これまでEnterprise Editionに利用が限られていたインメモリや暗号化などの機能がすべて、Standard Edition、Express Editionでも利用できるようになったのだ。一部、メモリサイズなどに制限があったりもするが、この変更はマイクロソフトはかなり攻めてるなぁと思わせるものだ。

リレーショナルデータベースの話題がたくさんあった2016年

 あまり派手な発表はなかったが、IBM DB2も最新版となる11.1が6月から提供されている。今回は前バージョンの10.5から11.1へとメジャーバージョンの更新だ。歴史の長いDB2は、ある意味「元祖」データベース製品と言ってもいいだろう。最新版の11.1では、インメモリ関連の機能の強化が1つの目玉だ。このように進化し続けてはいるのだが、ここ最近のDB2は少しWatsonの裏方的な位置づけに甘んじている印象もあるけれど。

 インメモリデータベースのSAP HANAは、サービスパックスタック(SPS)と言う形でこれまで12回の更新を続けてきた。そんなHANAもメジャーバージョンアップで、11月に2.0を発表している。今後は従来の1.0系列がデータベースを安定定期に使いたい人向けとして長期的にメンテナンスが行われ、新しい2.0は最新の機能をいち早く利用したいユーザー向けとなるようだ。

 オープンソース・ソフトウェアのPostgreSQLも最新版となる9.6が9月にリリースされた。9.6では、パラレルクエリ機能の実装、同期レプリケーション機能の強化、VACUUM性能の向上などが行われている。ほぼ1年に1回のペースでバージョンアップを着実に続けているPostgreSQLは、いよいよ来年にはバージョン10が登場することなりそうだ。

 そんなPostgreSQLについては、もう1つ大きな話題があった。Amazon Web Servicesが提供しているクラウド上のデータベースサービス「Aurora」に、PostgreSQL版が登場したことだ。機能的には最新のPostgreSQL 9.6.1との互換となっており、すでに提供されているMySQL互換のAuroraと同じストレージシステムを採用する。AWSによればこの仕組みで、PostgreSQLの2倍のスループットを実現していると。Aurora for PostgreSQLは11月末のre:Inventで発表され、現在はバージニアリージョンからのプレビューによる提供となっている。

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マイクロソフトはプラットフォームに依存しないSQL Serverを提供

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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