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変革を続けるハイブリッドクラウドの全貌(AD)

なぜ、Dell EMCのハイブリッドクラウドソリューションは安心して導入できるのか?

ハイブリッドクラウドをいかに構築するか?

 また、現実的なことを考えると、今後、企業内のインフラがプライベートクラウドだけで完結するとは考えにくい。コスト面の選択からパブリッククラウドも併用することになるだろう。オンプレミス型のプライベートクラウドとパブリッククラウドを両立させるハイブリッドクラウドをいかに構築するか。さらに課題は多く、ハードルは高い。

 「その解決策となるのがDell EMCエンタープライズ ハイブリッドクラウド ソリューション(以下、EHC)です。Dell EMCのコンバージドインフラプラットフォームをベースに構築し、確実に動くIaaS環境を短期間で提供するためのソリューションです」と平原氏は言う。

 このソリューションは堅牢なDell EMCコンバージドインフラプラットフォームの上にVMwareのソフトウェアディファインドデータセンターやクラウド管理スイート、ほかには実績のあるDell EMCデータ保護および運用管理製品群を組み合わせたものとなる。

 ぱっと見て大きな特徴となるのがサービスポータル。パブリッククラウドの管理画面をイメージするといいだろう。その企業クラウドで提供されるサービスが並び、企業内のユーザーはこのサービスカタログから必要なリソースを「払い出す」ようになる。また、仮想マシンを作成するだけではなく、同時にバックアップのポリシーも設定できたりする。また、ハイブリッドクラウドの名前のとおり、同じポータル画面からAWSなどパブリッククラウドサービスの仮想マシン作成も可能である。

EHCポータル:これまでの運用を大きく変えるITの新しい『顔』
EHCポータル:これまでの運用を大きく変えるITの新しい『顔』

 例えばユーザーがカタログからデータベースのサービスを選んで利用開始すると、裏では仮想マシン作成、ネットワーク払い出し(IPアドレスの割り振りなど)、ストレージ作成、DBソフトウェアのインストール、バックアップ設定までが自動的に行われ、数分から数十分後には利用できるようになる。これまで煩雑だった管理者とのやり取りの手間を大幅に省略し、ユーザーのカタログ操作だけで済むようになるのである。

 もちろん高い価格設定で規模の大きな仮想マシンとなると承認プロセスも必要となる場合もあるが、これもEHCのサービスカタログから申請可能だ。またクラウドでは利用の透過性が重要だ。管理者は誰が、いつから、どのサービスをどれくらいの規模で利用しているかが一目で一覧できる。パブリッククラウドの利用状況も一元的に含めることができるため、それぞれのクラウドにどのくらいコストを払っているかも可視化できるようになる。

 EHC導入効果として大きいのは迅速化、利用開始までの期間を大幅短縮できること。平原氏は「もちろんそのためにはお客様社内のプロセスも変革する必要はありますが」と断りを入れつつ、これまでの書類ベースの稟議をサービスポータルに置き換えられるなら、かなりのスピードアップが図れるという。

 一例として、ある企業がITリソースを申請して利用開始となるまで、社内稟議や設定作業で約2週間かかるという。しかし社内稟議にかかる期間はサービスカタログからユーザーがセルフサービスで利用できるようになるとゼロとなり、VM作成やIPアドレスの割り振りなどインフラ側の設定作業はEHC標準のIaaS自動化機能で実施するので数十分程度で済む。事後の保守もアドオンモジュールによるさらなる自動化で大きな短縮化が図れるという。

Enterprise Hybrid Cloudの導入効果
Enterprise Hybrid Cloudの導入効果

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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